明治期に政治、経済、文化、思想といったあらゆる方面において西洋から制度、知識、技術がもたらされるなか、美術界では、西洋美術の技法の本格的な導入と発展、西洋の思想に裏打ちされたさまざまな表現が創出されました。
そのような表現の中には、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった言葉で形容できるものがありました。美しいというだけの言葉では決して言い表すことのできないこれらの表現は、美術界の一部からは批判を受ける一方、文学などをバックグラウンドとして大衆に広まっていったことも事実です。
本展では、幕末から昭和初期に制作された絵画や版画、雑誌や書籍を中心に、歌舞伎などの大衆娯楽や西洋からの影響を受けた文芸の存在、個性・自我の尊重、「新しい女性」の出現、社会の底辺層への眼差しなど時代の諸相と紐付けながら、こうした「あやしい」表現が生まれた背景に迫ります。
【主催】
大阪歴史博物館、毎日新聞社、MBSテレビ
【協賛】
DNP大日本印刷
【出品協力】
京都国立近代美術館
【会期】令和3年7月3日(土)〜 8月15日(日)
前期:
令和3年7月3日(土)から7月26日(月)まで
後期:
令和3年7月28日(水)から8月15日(日)まで
【休館日】火曜日休館
※ただし8月10日(火)は開館
【開館時間】午前9時30分から午後5時まで
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
【会場】6階 特別展示室
【展示資料数】
約160点
※会期中、作品の一部展示替えがあります。
【観覧料】
■特別展
大 人: | 1,500円(1,350円) |
高校生・大学生: | 1,110円(990円) |
中学生以下: | 無料 |
大 人: | 1,950円(1,890円) |
高校生・大学生: | 1,390円(1,350円) |
中学生以下: | 無料 |
※チケットの詳細・販売場所などは、展覧会公式サイト(https://ayashiie2021.jp)をご覧ください。
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