(H25.8.15更新)
第6回 特集展示 |
|
今回の展示では、平成10年度に川島織物株式会社より寄贈いただいた明治期から昭和初期にかけてのガラス乾板224点の中から約20点と、“タペストリーズ”として製作された織物やその試し織りの裂、明治期の洋風建築である泉布観(重要文化財)に伝わる明治天皇所用の椅子などを展示し、近代の室内装飾織物のあり方と川島甚兵衛が果たした役割、そして、大阪との関わりなどについて紹介します。 川島織物株式会社は、明治期から京都・西陣において織物業を営み、綴織の技術を確立するなど、室内装飾織物の分野においては先駆的な役割を果たしてきました。特に二代目の当主である二代川島甚兵衛[天保14年(1843)~明治43年(1910)]は、明治19年(1886)に渡欧しフランスでゴブラン織の研究に取り組むなど、日本における美術織物製作の基礎を築いた人物です。 展示資料のうち、川島織物寄贈ガラス乾板は、同社が明治期から昭和初期にかけて製作した織物の完成写真や、織物が納められた宮殿や邸宅内の室内装飾記録であり、それらは撮影当時の室内装飾のあり方を今に伝える重要な記録となっています。
|
記
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||