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  5. 第6回特集展示「“タペストリーズ”-ガラス乾板が語る川島甚兵衛の室内装飾織物-」

(H25.8.15更新)

第6回 特集展示
“タペストリーズ”-ガラス乾板が語る
川島甚兵衛の室内装飾織物-

 今回の展示では、平成10年度に川島織物株式会社より寄贈いただいた明治期から昭和初期にかけてのガラス乾板224点の中から約20点と、“タペストリーズ”として製作された織物やその試し織りの裂、明治期の洋風建築である泉布観(重要文化財)に伝わる明治天皇所用の椅子などを展示し、近代の室内装飾織物のあり方と川島甚兵衛が果たした役割、そして、大阪との関わりなどについて紹介します。
 川島織物株式会社は、明治期から京都・西陣において織物業を営み、綴織の技術を確立するなど、室内装飾織物の分野においては先駆的な役割を果たしてきました。特に二代目の当主である二代川島甚兵衛[天保14年(1843)~明治43年(1910)]は、明治19年(1886)に渡欧しフランスでゴブラン織の研究に取り組むなど、日本における美術織物製作の基礎を築いた人物です。
 展示資料のうち、川島織物寄贈ガラス乾板は、同社が明治期から昭和初期にかけて製作した織物の完成写真や、織物が納められた宮殿や邸宅内の室内装飾記録であり、それらは撮影当時の室内装飾のあり方を今に伝える重要な記録となっています。


★*「ギャラリートーク」を開催
本展示にちなみ、特集展示コーナーで当館の中野朋子学芸員が展示解説を行います。
6月1日(土)および29日(土)の午後2時から約30分間

1.名  称 特集展示
「“タペストリーズ”
-ガラス乾板が語る川島甚兵衛の室内装飾織物-」展
2.主  催 大阪歴史博物館
3.会  期 平成14年5月15日(水)から平成14年7月1日(月)まで (毎週火曜日休館)
4.開館時間 9:30~17:00まで(金曜日は20:00まで)
ただし入館は閉館の30分前まで
5.会  場 大阪歴史博物館 8階特集展示コーナー (常設展示場内)
住所:大阪市中央区大手前4-1-32 
電話:06-6946-5728
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」すぐ
ガラス乾板「窓枠装飾図」
当館の常設展示観覧料でご覧いただけます
6.観 覧 料
7.展示資料数 ガラス乾板・室内装飾関連資料等 約30点
8.主な展示資料 1)ガラス乾板「狩場之図技師二人」
2)ガラス乾板「窓枠装飾図」
3)明治天皇所用 泉布観椅子
ガラス乾板「狩場之図技師二人」
ガラス乾板「窓枠装飾図」
明治天皇所用 泉布観椅子
ガラス乾板「狩場之図技師二人」
明治天皇所用 泉布観椅子