晩期(BC18〜16世紀ごろ)ごろに始まったとされる中国の青銅器は、殷代になると大きく発展し、神々を表す獣面文で飾られた酒器をはじめとする豪華で華麗な祭器が数多く作られました。殷代晩期〜西周早期(BC13〜11世紀ごろ)はその最盛期にあたります。
夏晩期 前18〜前16世紀 青銅 高18.5cm 口径16.1cm
殷晩期 前13〜前11世紀 青銅 高35.3cm 腹幅26.6cm
中期(BC11世紀末ごろ)には簡潔で実用的な青銅器へと変化し、列鼎と編鐘の礼器が中心となります。そして、春秋早期(BC7世紀前半ごろ)まで、青銅器の発展は停滞し、画一化へと向かいました。
西周晩期 前9世紀 青銅 高37.3cm 口径35.4cm
中期(BC7世紀後半ごろ)以降、再びいろいろな形の青銅器が作られ、龍文をはじめとする精緻な文様が流行します。また、祭祀、狩猟、宴会などの生活を題材とした画像の登場や、象嵌・鍍金などの工芸技法の発達など、さまざまな革新も起こります。その後、鉄器時代の到来とともに青銅器は衰退しますが、漢代では、銅鏡が盛んに作られるようになりました。
春秋晩期 前6世紀〜前476年 青銅 高20.7cm 口径17.5cm
前漢 前206〜8年 青銅 高51cm 幅39cm
の歴史は8千年前の新石器時代にさかのぼります。黄河流域の龍山文化や、江南の良渚文化では、霊性を有するものとして祭祀・埋葬・魔よけなどに用いられました。また、玉器は富や権力の象徴として身分を示すものや、君子の徳を示すものとしても大切に扱われました。
殷晩期 前13〜前11世紀 長27.3cm 幅7.3cm
良渚文化 前2500年ごろ 高5.1cm 外径7.1cm