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特別展 トルコ三大文明展~ヒッタイト帝国・ビザンツ帝国・オスマン帝国~ 主な展示資料
(H26.5.26更新)

■ヒッタイト帝国■

紀元前2千年紀、アナトリア高原を拠点として栄えたヒッタイト帝国。第1章では、キュルテベ、ボアズキョイ、アラジャホユックなど城塞都市のあった遺跡から出土した芸術性の高い神像や、リュトンと呼ばれる聖獣の容器、彩文土器のほか、当時の歴史・宗教を物語る金製の印章や粘土板、石碑やレリーフなどを展示し、古代王国の文明の軌跡を紹介します。
オーソスタット(宮殿、神殿のレリーフ付き羽目板・石壁)『ライオン狩り』

オーソスタット(宮殿、神殿のレリーフ付き羽目板・石壁)『ライオン狩り』

■前11-10 (?) 世紀
■高さ55cm、幅123cm
■アナトリア文明博物館蔵


牡牛形儀礼容器(リュトン)

牡牛形儀礼容器(リュトン)

■前16世紀
■高さ62cm、長さ40cm
 高さ67cm、長さ47cm
■金、宝石、七宝
■アナトリア文明博物館蔵


カトゥワ王とヒエログリフ文字による長文付き石碑

カトゥワ王とヒエログリフ文字による長文付き石碑

■前10-9世紀
■高さ105cm
■アナトリア文明博物館蔵


■ビザンツ帝国■

アレクサンドロス大王の東方遠征ののち、アナトリアの地において東西文化の融合を象徴するビザンツ帝国。第2章では、キリスト教文化の流布とともにこの地に入ってきたモザイク画や、アレクサンドロス大王像頭部に代表されるヘレニズム・ローマ様式の優美な大理石彫像、金工芸品などを展示し、当時の西洋からの芸術・文化の伝播を紹介します。
アレクサンドロス大王像頭部

アレクサンドロス大王像頭部
(Head of Alexander the Great)

■紀元前2世紀前半(ヘレニズム時代)
■高さ41cm
■大理石
■イスタンブール考古学博物館蔵

偉大な征服者であるマケドニアの王・アレクサンドロスの肖像。額の中央からたてがみのように立ち上がり、両側面へでこぼこした髪型で流れ落ちる頭髪は、アレクサンドロスの特徴で、前4世紀にリシポスによって彫刻された肖像からよく知られています。1世紀半後のペルガモン派の彫刻家の作品であるこの頭部は、リシポスの作品を手本として作られたものです。ペルガモン王国の遺跡、下のアゴラの発掘で出土したこの悲哀と柔和さをもつアレクサンドロス像の表情は、ペルガモン派の特徴をたたえています。その様式は、ペルガモンのゼウス祭壇の、もろもろの頭部に類似しており、最近では、この頭像がこの祭壇の像のひとつであるかもしれないと示唆されてます。額に刻まれた深いしわは若き大王が抱えていた多くの難題を思い出させますが、このような写実表現もまた、エウメネス2世当時ペルガモン美術の特徴でした。


アルテミス・エフェシア像

アルテミス・エフェシア像

■2世紀
■高さ103cm
■エフェソス博物館蔵


メダリオン

メダリオン

■6世紀
■直径8.2cm
■イスタンブール考古学博物館蔵


■オスマン帝国■

600年にもおよぶ繁栄を続けたイスラム世界の大帝国、オスマン。オスマン帝国は領土を拡大する一方、様々な宗教・民族に属する人々を統合し、共存を実現しました。また、帝国を統治したスルタンたちは、優れた芸術・文化をはぐくみ、類まれな文明を築き上げました。第3章では、日本初公開となる秘宝『トプカプのエメラルド入り短剣』をはじめとするまばゆいばかりの装飾工芸品、東洋文化との融合を示す陶磁器などを展示し、トルコ・イスラム文化の精髄を紹介します。
オーソスタット(宮殿、神殿のレリーフ付き羽目板・石壁)『ライオン狩り』

オーソスタット(宮殿、神殿のレリーフ付き羽目板・石壁)『ライオン狩り』

■前11-10 (?) 世紀
■高さ55cm、幅123cm
■アナトリア文明博物館蔵


牡牛形儀礼容器(リュトン)

牡牛形儀礼容器(リュトン)

■前16世紀
■高さ62cm、長さ40cm
 高さ67cm、長さ47cm
■金、宝石、七宝
■アナトリア文明博物館蔵


カトゥワ王とヒエログリフ文字による
長文付き石碑

カトゥワ王とヒエログリフ文字による長文付き石碑

■前10-9世紀
■高さ105cm
■アナトリア文明博物館蔵


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