|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本展では、衣装や小道具、絵画、番付、写真などの初世中村鴈治郎(がんじろう)関係資料約30点を展示します。
初世中村鴈治郎(1860~1935)は、大阪に住み、大阪の人々に愛された、近代上方歌舞伎を代表する大スターです。平成17年は初世鴈治郎の没後70年にあたり、年内には三代目中村鴈治郎さんの坂田藤十郎(とうじゅうろう)襲名があり、上方歌舞伎にとって大きな節目の年となります。この展示はこれを記念し、初世鴈治郎の足跡を遺品や絵画、写真などの関連資料で振り返るものです。 初世鴈治郎は、上方の和実の芸を得意とし、道頓堀の中座や浪花座を拠点に活躍しました。なかでも「河庄(かわしょう)」の紙屋治兵衛(かみやじへえ)役は一番の当たり芸で、家の芸「玩辞楼(がんじろう)十二曲」のひとつとして今日に伝えられています。 大阪には美しい鴈治郎の立ち姿に魅せられた多くの贔屓(ひいき)がいました。今回展示する大阪歴史博物館が所蔵する初世鴈治郎関係資料は、こうした鴈治郎贔屓のひとり、故今中富之助氏の収集品を中心に、三代目中村鴈治郎さんをはじめ多くの方々からご寄贈いただいた資料群です。 |
|
||||||
● |
当館学芸員による展示解説 平成17年2月6日(日) 午後2時から(約30分間) ※参加料は無料(ただし常設展示観覧料が必要)です。 |
|||||
|
||||||||
二世長谷川貞信画 佳人の花広告 |
||||||||
展示資料数:約30点
|
||||||||
化粧前 |
||||||||
はむれっと衣装 |
||||||||