展示・イベント


特別展「東アジア中世海道」平成17年7月6日(水)〜9月5日(月)
(H17.8.19追加)
(H17.7.6追加)
(H17.5.27更新)

特別展「東アジア中世海道 ―海商・港・沈没船―」

平成17年7月6日(水)〜9月5日(月)

 本展では、12世紀〜16世紀における東アジアの交流史を物語る国宝4点、重要文化財12点、重要美術品1点をはじめとする277点の資料を展示し、東アジアの海を舞台に、中国・朝鮮・日本・琉球などの国や地域、人々が相互に影響を与えながら育んだ交流の歴史と文化の煌めきを考古、文献、美術、民俗資料など、多様な資料を通して紹介します。

 東アジアの海は、それを共有する多くの国と地域を結びつけ、人、もの、文化、技術などの相互交流の場となりました。その東アジアにおいては、10世紀に中国の宋が出現したことで新たな交流の時代が到来し、多くの地域や国々の激動を促しました。そして、そこでは国と国との交流だけではなく、国境を意識せずに海を共通の世界として活躍した海民・海商たちの姿がみられたのです。
 こうした中世東アジアの交流史は近年最も学術研究が進んだ分野であり、この展覧会ではその成果を14世紀に韓国沖で沈没した交易船から引き揚げられた陶磁器や香料などの交易品、琉球や対馬など当時中継貿易地として重要な役割を果たした地域の発掘資料、博多・堺など日本側の代表的な港湾都市を描いた絵画資料などを用いて具体的に紹介します。そして、国境や国の集合とは異なる地縁的世界を実現した中世の東アジア海域を見つめ直し、国際空港や港湾を擁する大阪で、これからのアジアを考える視点を提供します。展示は次の4部で構成します。

 第1部では、中世の東アジアが世界のなかでどのように認識されていたのかを、中国・朝鮮・ヨーロッパで制作された地図の描写から読み解きます。そこでは中国を中心とした世界観と新たな知識に基づく西洋的世界観の並立と融合の様子をうかがうことができます。

 第2部では、韓国西南部の新安や飛雁島、あるいは日本近海に沈む中世の沈没船からの引き揚げ資料を一堂に陳列し、中世の交易の世界に触れていただきます。また、東アジアの物流や交流の拠点であった琉球や対馬、日本側の窓口であった博多や堺などの港町をとりあげ、それぞれより出土した資料から物資や人の行き交った様子を明らかにします。

 第3部では、東アジアに広く受容された中国銭や、需用が海を越えて拡大した日本産の銀を通して、共通の経済基盤が東アジアに存在していたことを紹介するとともに、日本人の舶来物(陶磁器や漢籍)に対する憧憬を、鎌倉や越前一乗谷の出土資料から探ります。

 第4部では、中国に端を発する獅子が芸能化して東アジア各地へ伝播し、祭礼に取り入れられている様子を紹介し、現代に息づく東アジア諸国の深い文化交流の実態を見ていきます。

 なお、期間中の7月23日(土)と8月20日(土)の午後2時から、4階講堂において、「『東アジア中世海道』展講演会」を開催します。
 また、7月31日(日)と8月28日(日)の午後1時30分から、展示室内において学芸員による展示解説を行います。

※この展示は終了いたしました

展示資料一覧表をアップしました (H17.7.6追加)
     
→ダウンロード(PDFファイル、148K)
おもな展示資料の詳細情報掲示(H17.8.19追加)

おもな展示資料 期間中の関連行事
1章 世界の中の東アジア 1章 世界の中の東アジア
2章 港と船、往来する人々 「東アジア中世海道」展 講演会
3章 世界を動かす貿易と文化 学芸員による展示解説
特別展「東アジア中世街道 ―海商・港・沈没船―」
1.主     催 大阪歴史博物館、国立歴史民俗博物館、毎日新聞社
2.会     期 平成17年7月6日(水)〜9月5日(月)
    ●開館時間
午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
          (ただし、入館は閉館の30分前まで)
    ●休館日
毎週火曜日
3.会     場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
4.観  覧  料
 
特別展
常設展共通券
《割引になります》
大 人
800円
(720
1,140円
(1,080円)
高大生
540円
(490円)
760円
(720円)

※( )内は20名以上の団体割引料金。
※ 中学生以下、大阪市内在住の65歳以上の方、障害者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。

5.総 出 品 点 数 277点
(うち 国宝4点 重要文化財12点 重要美術品1点 神奈川県指定文化財1点  長崎県指定文化財1点 福岡市指定文化財1点)
※会期中、展示替を行います
6.後     援 文化庁、駐日韓国大使館 韓国文化院
7.協     力 日本航空、社団法人東京倶楽部
 ニュースのTOPに戻る HOMEに戻る