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8ミリフィルム映像「コウノトリ」

(H26.6.25更新)

平成18年8月31日(木)~10月9日(月・祝)(予定)

コウノトリ
8ミリフィルム映像「コウノトリ」
故藤井健次郎氏撮影 藤井聰一氏寄贈

コウノトリ
コウノトリ

大阪歴史博物館では、平成18年8月31日(木)から常設展示場7階において、戦前のコウノトリが写された8ミリフィルムの映像を公開します(約4分30秒)。戦前のコウノトリの映像はこれまで発見されておらず、極めて貴重な資料です。

このフィルムは、昭和12(1937)年6月頃に、兵庫県出石町(現在の豊岡市出石町)の鶴山つるやまに生息するコウノトリの姿を写したものです。当時、西宮市に在住し、コウノトリを見るために出石を訪れた藤井健次郎氏(故人)が撮影し、平成16(2004)年に、藤井健次郎氏の子息である藤井聰一氏より当館に寄贈された8ミリ・フィルム22巻のうちの1巻です。今回、そのフィルムの内容を調査する中で、コウノトリの映像が写されていることが判明しました。

フィルムには、田んぼの上を飛ぶコウノトリの姿や、樹上でヒナ鳥の世話をする親鳥の姿が撮影されています。また、山や田んぼなど、周囲の自然環境もとらえられています。

コウノトリの保護・研究を手がける「兵庫県立コウノトリの郷公園」(兵庫県豊岡市)によれば、戦前のコウノトリの映像はこれまで確認されておらず、今回が初めての発見となります。

希少種として特別天然記念物に指定されているコウノトリは、戦前は兵庫県出石町(現在の豊岡市出石町)の鶴山つるやまを中心に生息していました。鶴山にある松の樹上にはコウノトリが巣を作って繁殖しており、それを見物する人も多く、茶屋も設けられていました。

こうしたコウノトリの生態や、人間と自然との関係を考える上で、今回発見した映像は極めて貴重な資料といえ、このたび広く公開するものです。

フロア / 7階 コーナー / 文化
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