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江戸時代の女性たちのヘアースタイルについて知っていますか?

(H26.6.25更新)

平成19年10月17日 (水) ~平成20年1月21日(月)(予定)

御ぐしあげ(おぐしあげ) 江戸時代:文政9年(1826) 本館蔵
結髪再現雛形 現代 本館蔵  結髪:南 登美子
「御ぐしあげ」で描かれた両輪
■「御ぐしあげ」で描かれた両輪
結髪再現雛形 両輪
■結髪再現雛形 両輪

両輪は結婚後こどもが生まれてから結う髪型です。複雑に交差した髪はすべてを地毛で結い上げるのではなく、一部に仮髪と呼ばれる付け毛を使っています。
展示の様子
展示の様子

■展示の様子

大阪歴史博物館では「御ぐしあげ」という、江戸時代後期の女性の髪型を記録した画帖を所蔵しています。この作品を描いた宮本君山は大阪在住の画家で、唐画をよくした人物でした。君山は80歳に差し掛かろうという時期に、大阪のまちを行き交う人々の髪型が、自分が若かったころとはずいぶんと変化したことに興味を抱き、70種類もの髪型を画帖に描き留めたのでした。

今回展示中の結髪雛形は、君山の記録をもとにして、いまでは見ることのできなくなってしまった髪型22種類を選びミニチュアサイズで再現したものです。少女時代からお嫁に行き、こどもが生まれ、さらには夫に先立たれて以降の女性の髪型や、太夫やかむろの髪型もご覧いただけます。いまと変わらぬ女性たちのおしゃれにかけた情熱を是非感じ取ってください。

フロア / 9階 コーナー / まちの生活―よそおう
9階フロアマップ