大阪歴史博物館では、道頓堀川を描いた図としては最古級の絵図とその関係史料を、平成20年5月21日(水)から7月7日(月)まで開催する特集展示「安井家文書の世界−近世都市大坂の建設をになった人びと」において、別コーナーを設けて特別に公開します。
道頓堀川は慶長17年(1612)に着工し、大坂夏の陣後の元和元年(1615)に完成しました。当初、「南堀河」と呼ばれていましたが、開削の功労者である
この絵図は、もともと福岡藩の
このほかにも、従来寛永5年から始まったとされていた大坂城二の丸南外堀の石垣工事がすでに寛永2年から準備されていたことを示す計画図も含まれていました。これは徳川大坂城の建設経過に再検討を迫る重大な発見といえます。このように佐藤恭敏家文書には江戸時代初期の大坂の開発・建設と町人のかかわりに関する貴重な史料が多く含まれています。今回は道頓堀川の図のほか、石上場の借地料を大坂町人が黒田家に請求した文言を記した東横堀川の石上場図、寛永2年段階における大坂城二の丸南外堀の石垣工事計画図など10点を特別に公開します。
