
今からちょうど90年前、世の中から貧困を根絶するために、一人の人物が立ち上がりました。倉敷の実業家大原孫三郎です。孫三郎は、当時最大の商工都市大阪に大原社会問題研究所を設立します。研究所には、所長の高野岩三郎をはじめとする一流の研究者が集い、社会問題・社会科学研究を開始します。また、孫三郎は、日本で最初の西洋美術館・大原美術館を設立するなど、様々な社会貢献活動を行いました。
このシンポジウムでは、第一線の研究者をお招きして、大阪の人々にはほとんど忘れ去られてしまった大阪時代の大原社会問題研究所の活動や美術館設立にかけた孫三郎の思いなどを市民の方々にご紹介しながら、孫三郎の業績を振り返る場にしたいと思います。
1934年生まれ。1956年より大原社会問題研究所の資料整理に参加。1967年より研究所の専任研究員となり(1999年まで)、1985年から1994年まで所長。専門は、近代日本労働史。近著『労働は神聖なり、結合は勢力なり─高野房太郎とその時代』(岩波書店)は各方面で高い評価を受け、社会政策学会学術賞・冲永賞をダブル受賞。また、ウエッブ上で『二村一夫著作集』を公開し、「大原社会問題研究所の70年」・「大原社会問題研究所を創った人びと」など、今回のシンポジウムに関連する論稿を読むことが出来る。
1948年生まれ。1980年から2008年まで大阪府立図書館で司書として勤務。1998年度から2002年度まで大阪府立中央図書館資料情報課第2係長として大原文庫洋書の遡及入力業務に従事する。また、2003年から2006年までは、中之島図書館大阪資料古典籍課長として、市民の学習相談に応じるとともに、企画展等を通じ大阪文化の紹介を行う。現在は、大阪城南女子短期大学において、司書課程の学生の指導にあたる。
1940年生まれ。大原孫三郎の孫にあたる。現在は、大原美術館、倉敷中央病院の理事長、倉敷商工会議所の会頭。「地方」からの文化発信を重視し、倉敷芸術科学大学客員教授、くらしきコンサート顧問などもつとめ、倉敷を中心に多彩な文化活動を精力的に展開中。主な著書・共著に『公益学を学ぶ人のために』(世界思想社、2008年)、『倉敷からはこう見える−世界と文化と地方について−』(山陽新聞社、2002年)、『芸術都市の創造−京都とフィレンツェの対話−』(PHPエディターズグループ、2006年)などがある。
| 大原社会問題研究所創立90周年記念シンポジウム 「大原孫三郎がミュージアム、図書館、そして大阪にのこしたもの」 |
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| 主催 | 大阪歴史博物館 |
| 協賛 | クラボウ |
| 後援 | 法政大学大原社会問題研究所、大原美術館、大阪府立中央図書館、大阪商工会議所 |
| 日時 | 平成21年11月3日(火・祝) 午後1時30分〜4時45分(午後1時より受付) |
| 会場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
| 内容 |
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| 参加費 | 500円 |
| 定員 | 250名(当日先着順) |
| お問い合わせ | 大阪歴史博物館 「大原社会問題研究所創立90周年記念シンポジウム」係 TEL 06-6946-5728 FAX 06-6946-2662 |
| 東京でも10月27日(火)に大原社会問題研究所創立90周年フォーラムが開催されます。 詳細はこちら(PDF)まで。 |
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