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深江(ふかえ)の菅細工(すげざいく)

(H26.6.24更新)

平成21年9月2日(水)~11月16日(月)(予定)

瓶敷
瓶敷びんしき 現代 深江菅細工保存会蔵
茶道の道具のひとつで、茶瓶などの敷物としてもちいられる。
ボール紙を芯にして、その上から菅を一本ずつ巻いてつくる。

大阪市東成区の深江周辺は低湿地帯で、古代からそこに自生する菅を使って菅笠などをつくる人たちが住んでいた。江戸時代、伊勢参りの流行とともに、深江の菅笠が名産品となっていた。近代になって、菅細工は産業としては廃れたが、その技術は深江の人びとに受け継がれ、伊勢神宮や皇室の儀式で使われる菅細工の品々は、今もなお深江の地において製作されている。今回展示の菅笠や菅細工をとおして、深江菅細工の歴史を知っていただくとともに、今なお深江の人びとに受け継がれている菅細工の技術の高さを見ていただきたい。

フロア / 7階 コーナー / 美術工芸の諸相
7階フロアマップ