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後期難波宮の鴟尾

(H26.6.24更新)

平成22年1月6日(水)~ 3月29日(月)(予定)

葡萄唐草文鴟尾
葡萄唐草文鴟尾ぶどうからくさもんしび
拒鵲鴟尾
拒鵲鴟尾きょじゃくしび
小さな穴は、鳥避けのために針金のような棒状のものを挿し込んだと考えられている。

鴟尾しびとは、大棟おおむねの両端に置かれた屋根飾りのことです。古代の宮殿や寺院など格式の高い建物に使われ、後の時代には天守閣のしゃちほこ にもつながるものです。高さは1~1.5mあり、古代建築の威厳を示すものでした。

屋根を瓦で飾った後期難波宮(奈良時代)の発掘調査では、しばしば鴟尾が発見されます。難波宮跡の第1次調査を行うきっかけとなった鴟尾の破片は有名ですが(「難波宮を掘る」コーナーで展示中)、それ以外にも鳥を避けるための工夫のある鴟尾や、葡萄で飾った鴟尾が発見されています。この機会にぜひご覧ください。(寺井誠)

フロア / 10階 コーナー / 特設展示コーナー
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