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聖地チベット-ポタラ宮と天空の至宝-
(H25.9.30更新)

主な展示資料

カーラチャクラ父母仏母立像

カーラチャクラ父母仏ぶもぶつ立像

14世紀前半(チベット)
シャル寺蔵
【国家一級文物】

一切の悪に打ち勝つ力であるカーラチャクラ(時輪金剛じりんこんごう)は4つの顔と24の腕を持ち、その妃と抱き合っている。男性の仏と女性の仏が一体化することによって得られる悟りの境地を表現したもので、密教彫刻の傑作である。


弥勒菩薩立像

弥勒菩薩立像

11~12世紀(東北インド パーラ朝)
ポタラ宮蔵
【国家一級文物】

化仏のついた宝冠をかぶり、下衣には金銀の象嵌が施されている。通常はポタラ宮で錦を着た状態であるが、本展示では着衣なしの状態で展示される。チベットにもたらされた東北インドに栄えたパーラ朝期彫刻作品中の優品である。


十一面千手千眼観音菩薩立像

十一面千手千眼観音菩薩立像

17・18世紀(チベット)
ノルブリンカ蔵
【国家一級文物】

三面三段ずつの上に忿怒面、阿弥陀頭部がのる十一面の構成に、胸前に挙げた本手8手のほか、992の小手が体の両脇に配置される。トルコ石を用いた豪華な耳飾りや首飾り、腕輪・足輪など各種の装身具を身につけ、精緻な造形をみせる。


カーラチャクラマンダラ・タンカ

カーラチャクラマンダラ・タンカ

17~18世紀(清代)
ノルブリンカ蔵
【国家一級文物】

多数の密教経典のなかで歴史的にもっとも遅く成立したのが「カーラチャクラタントラ」で、最高位の密教経典と位置づけられている。本マンダラには仏教だけでなくインドのすべての神仏が共存し、時間と空間を統合した究極のマンダラ世界をあらわしている。


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