大阪歴史博物館では、平成22年1月6日(水)から2月22日(月)まで、8階特集展示室(常設展示場内)において、特集展示「
上方舞四流のひとつ、楳茂都流は、幕末に大坂で初代
大阪歴史博物館では、平成20年度に陸平の長女、
【会場】 | 大阪歴史博物館 8階 特集展示室 |
【担当】 | 澤井浩一(当館学芸員) |
【時間】 | いずれも午後2時より30分程度 |
【参加費】 | 無料(ただし、入場には常設展示観覧料が必要です) |
【参加方法】 | 当日直接会場へお越し下さい |
(1)
明治~大正時代 三代目楳茂都扇性氏蔵
芸能、舞踊の神とされるアメノウズメの画像を、絵画や俳句を嗜んだ二代目楳茂都扇性が描いた作品。12月の事始め式や名取りの儀式に稽古場などに祀られた絵画で、楳茂都流では神聖視され、今日も
(2)楳茂都流舞踊譜
明治~昭和戦後期 本館蔵(鷲谷七菜子氏寄贈)
楳茂都流の舞踊譜は、歌詞と音楽の譜にあわせて、舞踊の所作を振り図と文章で記した独特のもので、本館には892冊の舞踊譜・三味線譜が寄贈された。その内容は二代目楳茂都扇性(1865~1928)が記したものと、楳茂都陸平(1897~1985)が記したものに分類される。写真は、長唄「
(3)楳茂都陸平 舞踊イラストノート
昭和6~9年(1931~34) 個人蔵
楳茂都陸平は、昭和6~9年にかけて、文部省嘱託としてヨーロッパの舞踊、音楽を視察するため渡欧する。その際に観た舞踊公演について、ダンサーの衣装、動き、舞台装置などを、鉛筆と水彩でスケッチし、持ち帰っている。写真は1931年6月25日、ウィーンのブルクガルテンでおこなわれた近代舞踊公演の一部。