1. ホーム
  2. 展示・イベント
  3. 特別展
  4. 過去の特別展
  5. 華やぎの装い-鴻池コレクション展-

華やぎの装い-鴻池コレクション展-
(H25.9.26更新)

主な展示資料

黄綸子地入子菱桐文繍絞小袖

黄綸子地入子菱桐文繍絞小袖きりんずじいりこびしきりもんぬいしぼりこそで

江戸時代
本館蔵(鴻池善右衞門氏寄贈)

黄地に刺繍と絞り染めで入子菱と桐文を表現した小袖。地色の黄色と入子菱を構成する白と緑に桐文の赤色が添えられることでより一層美しいコントラストを紡ぎ出す。入子菱を構成する刺繍と絞り染めはそれぞれが完成度の高いもので、熟達した職人の手になるものと知れる。シンプルな文様構成ながら鮮やかさの際立つ領である。


紋付膳椀類

紋付膳椀類もんつきぜんわんるい

安政6年(1859)
本館蔵(鴻池善右衞門氏寄贈)

箱書の墨書から、安政6年に「旦那様用」、「奥様用」として揃えられた2組の御膳一式であることがわかる品。この年、十代幸富ゆきとみと天王寺屋五兵衞の娘・絹との婚礼が執り行われたことから考えてその席で本膳料理を供するために調えられたものとも考えられる。格式を重視する当時の様子がうかがい知れるもので、黒漆に金蒔絵の定紋で統一された品々は格調高く、重厚な用の美を醸し出している。


鴻池善右衞門幸方肖像

鴻池善右衞門幸方肖像

昭和初期
鴻池家蔵

十一代鴻池善右衞門幸方(1865~1931)は、明治17年(1884)、若くして家督相続した。近代になっても鴻池家の社会的信頼は高く、幸方も第十三国立銀行、大阪倉庫、日本生命保険、大阪貯蓄銀行などの頭取や社長を務めた。明治30年(1997)には、鴻池銀行を設立した。明治44年(1911)に男爵を授かり、大正4年(1915)に勲三等瑞宝章を賜った。写真は大礼服姿で、勲三等瑞宝章、勲三等旭日中綬章、レジオン・ドヌール勲章などをつけている。


トップページへ 関連行事特別割引