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発掘された日本列島2010/(同時開催)なにわの考古学30年の軌跡-足の下に眠る歴史-
(H25.9.27更新)

主な展示資料

土偶

土偶

奈良県橿原市・御所市観音寺かんのんじ本馬ほんま遺跡
縄文時代晩期 前10世紀
奈良県立橿原考古学研究所

奈良盆地南部で見つかった集落遺跡から出土。頭部の二つのあなは耳をあらわしている。脚にはふくらはぎの隆起も表現されている。このほかに人骨が出土した土壙墓どこうぼなども多数見つかっており、西日本の縄文文化を考える上で重要な遺跡といえる


水鳥形埴輪

水鳥形埴輪

兵庫県朝来市池田古墳
古墳時代中期 5世紀
兵庫県立考古博物館

背中や周囲に子鳥をもつ,全国的にも珍しい水鳥形埴輪。出土した古墳は、交通の要衝に築かれた但馬地域で最大の前方後円墳(全長141m)。水鳥形埴輪は古墳東側の渡土堤・造り出し付近でまとまって見つかっており、計15体にのぼる。


武人形埴輪

武人形埴輪

大阪市平野区長原遺跡(長原45号墳)
古墳時代中期 5世紀
大阪市教育委員会

高さ73 ㎝。頭にはかぶとをかぶり、身体を保護する肩甲けんこう短甲たんこう草摺くさずりを身につける。顔に刻まれた線は入墨を表現している。手足はないものの、当時の武装のようすがよくわかる重要な資料である。


オリーブ油容器

オリーブ油容器

大阪市中央区大坂城下町跡
豊臣期 17世紀初期
大阪市教育委員会

高さ約50cmの素焼きの土器。口の部分は欠けている。スペインまたは関係する土地で、オリーブ油を貯蔵・運搬するためにつくられたものである。国内では長崎での出土例が2例あり、この資料は3例目となる。当時の大坂が国際性を帯びた都市であったことを象徴的に示す資料である。


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