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豊臣期のオリーブオイル容器

(H26.6.13更新)

平成22年5月5日(水)~ 5月24日(月)(予定)

大坂城下町跡から出土したオリーブオイルを入れていたとみられる壺
豊臣期のオリーブオイル容器

大坂城下町跡の豊臣期の遺跡から出土した資料で、口が欠けているが、高さ50㎝近い大型の素焼きの土器である。オリーブ油などを貯蔵・運搬するために16~18世紀頃に、スペインまたは同国に関係のある地域で生産されたものと考えられる。

同種の容器は、国内では長崎で出土例が2例あり、本資料は日本で3例目、長崎以外では初めての発見ということになります。豊臣期の大坂は、国内第一の流通・経済の中心地であり、これまでに海外との交易を示す出土品も数多く見つかっています。この容器が出土した場所でも他の輸入陶磁器が見つかっていることから、貿易に従事する商人や輸入品を手に入れることのできる富裕な商人の屋敷地であったことが考えられます。(豆谷浩之)

フロア / 9階 コーナー / 秀吉のまちづくり
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