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よみがえる難波宮

(H26.6.13更新)

平成23年2月16日(水)~ 2月28日(月)(予定)

はるくさ木簡
はるくさ木簡
丹波陽子氏
丹波陽子氏

2006年、難波宮の南西部で「皮留久佐乃皮斯米はるくさのはじめ 」と読める最古の万葉仮名文木簡が出土し、国文学や古代史学界に大きな衝撃を与えました。万葉仮名の普及が予想外に早いとわかったからです。その万葉仮名木簡を実見した感動を詠った和歌が、1月14日、宮中で開かれた歌会始で披露されました。

一字一字指しつつ読みぬ木簡の万葉仮名の「皮留久佐乃皮斯米はるくさのはじめ

作者は茨城県水戸市の丹波陽子さんで、一般の応募作2万点余の中から選ばれた入選作です。丹波さんは当館で開かれた第3回「なにわのみや新作万葉歌」(平成21年)において、故河野裕子さんらの選でなにわ万葉賞を受賞されました(下の作品)。

春草のはじめの絵手紙「フキノトウ」緑すがしく我に届きぬ

この時の授賞式で来館され、「はるくさ木簡」の実物をみた感動が、歌会始の入選作となったそうです。今回はこれを記念して、丹波さんの和歌二首とともに万葉仮名文木簡の実物を展示します。ぜひ、この機会にじっくりとご覧ください。

フロア / 10階 コーナー / よみがえる難波宮
10階フロアマップ