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三宝寺跡伝承地(東淀川区)出土の縄文土器と寺院関係遺物

(H26.6.12更新)

平成23年10月12日(水)~ 平成24年1月16日(月)(予定)

縄文土器
縄文土器じょうもんどき
約4000年前(縄文時代中期末~後期前半)の土器です。表面全体に縄文をつけ、その上から指や棒を押しつけたり、棒で線を引いたりして、文様をつけています。発掘調査では縄文時代の遺構は見つかっていませんが、近隣でこの時期に人が住んでいたことを示す資料です。
スタンプ文のある平瓦
スタンプ文のある平瓦
葉脈状の綾杉文がスタンプされた、珍しい平瓦です。16世紀に廃絶した井戸から出土しました。三宝寺跡伝承地では、これ以外に鎌倉・室町時代の特徴をもつ唐草文軒平瓦や、高熱で変形した瓦が出土しています

三宝寺は、達磨宗の僧侶能忍のうにんが12世紀末頃に開いた寺院です。現在では寺院そのものはありませんが、東淀川区大隅・大桐一帯にあったと考えられ、大阪市では「三宝寺跡伝承地」として埋蔵文化財包蔵地に指定されています。これまで10件ほどの発掘調査が行われ、その結果、瓦や石塔など寺院関係の遺物が発見されているとともに、市内では珍しい縄文土器も見つかっています。今回の展示では、近年の発掘調査で出土した縄文土器や寺院関係の遺物を紹介します。

なお、博物館1階エントランスでは三宝寺跡伝承地の近年の発掘調査成果の写真展を行っています。あわせてご覧ください。(寺井誠)

フロア / 10階 コーナー / 特設展示コーナー
10階フロアマップ