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閬苑りょうえんの作品

(H26.6.10更新)

平成24年6月6日(水)~ 8月20日(月)(予定)

展示中の風景
「双鯉図」、「岩に小禽図」、「雁図」、「漁夫図」、「祭礼図」
いずれも林閬苑筆、江戸時代中期、個人蔵

江戸時代中期の大坂で活躍した林閬苑の作品を展示しています。
鱗の一枚一枚まで細かく描き込んだ「双鯉図」は、「鯉魚」の中国での発音が「有余」に似ており、「財産が有り余る」ことに通じるとしてめでたい画題として喜ばれていました。この作品とは対照的に、思いきった筆さばきが見どころの「雁図」や「漁夫図」は、他の絵師には見られない奇抜な構図であり、閬苑の表現の幅がたいそう広かったことがわかる作品です。

江戸時代中期、大坂でトップクラスの人気を誇った絵師の個性的な作品をお楽しみください。(岩佐伸一)

フロア / 9階 コーナー / 町人の文化
9階フロアマップ