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建具雛形(たてぐひながた)と建具制作道具

(H25.4.3更新)

平成24年8月1日(水)~9月24日(月)予定

建具とは、建物の開口部に設けられる襖、障子戸、欄間などの総称です。今回展示する建具雛形と建具制作道具は、戦前から大阪市東区(現在の中央区)で建具店「江戸重」を営んでいた江戸重太郎氏が使っていたもので、建具雛形は江戸重太郎氏自身がつくったものです。

かつて町家では、夏になると葦戸など涼しげな建具に変えていましたが、伝統的な町家自体が減ってしまったことや、いまも残る町家でも居住者の高齢化やエアコンの導入が進むなどしたため、建具替えをする機会は減ってしまいました。

建具雛形のうち、今回展示する夏用建具雛形は小さなものですが本物同様に精巧に作られ、暑い夏をのりきる涼しさを感じさせてくれます。ぜひ、日本建築にみる伝統的な建具の魅力に触れてみてください!(酒井一光)

夏用建具雛形

江戸重太郎作 昭和元年(1926) 本館蔵(江戸重徳氏寄贈)
天神祭礼図(部分)

欄間雛形

江戸重太郎作 大正12年(1923) 本館蔵(江戸重徳氏寄贈)
天神祭礼図(部分)

建具制作道具

江戸重太郎作 大正後半~昭和初期 本館蔵(江戸重徳氏寄贈)
天神祭礼図(部分)
フロア / 7階 コーナー / 美術工芸の諸相
7階フロアマップ