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土蔵雛形

(H26.6.6更新)

平成24年9月19日(水)~ 12月3日(月)(予定)

土蔵雛形
土蔵雛形
高さ 32.5cm 大正~昭和戦前期 本館蔵 大野豊次氏寄贈

大阪市福島区の野田で、江戸時代から竈や土蔵造りを家業としてきた大野家3代目の乕一とらいち氏(明治24年生)が造った土蔵のミニチュアです。普段は屋内の棚の上に置いていましたが、昭和戦前期までは正月には扉を開けて、雑煮などを供え、ミイサン(蛇)をまつり、家業の繁栄を祈りました。これは言わば神棚のようなものですが、土蔵造りの職人が造っただけあって、漆喰が塗られ、屋根や扉など、土蔵の雰囲気がよく表現されています。大野家には大小二つの土蔵雛形があったようですが、平成5年に家に残っていたこの雛形を寄付いただきました。土蔵造り職人の信仰を知るうえで、興味深い資料といえます。(伊藤廣之)

フロア / 7階 コーナー / 都市の民間信仰
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