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上町台地北端の古墳関連遺物

(H26.6.10更新)

平成25年2月13日(水)~ 5月27日(月)(予定)

三輪玉
三輪玉みわだま
難波宮跡下層出土
3つの山が連なる形をしており、大刀の柄(握る部分)の飾り(護拳帯)に使われる。前期難波宮内裏回廊の柱穴から出土していることから、宮殿を造るときに破壊された古墳の副葬品であったと思われる。
家形石棺の破片
家形石棺いえがたせっかんの破片
難波宮跡下層出土
材質は凝灰岩で、角が鈍角であるため、家形石棺の蓋の破片と思われる。前期難波宮宮城南門(「朱雀門」)の東回廊の下で、それが造られる以前の穴から出土した。表面の焼けた跡があり、それが直線的であることから、建物の基壇などに再利用された可能性がある。

上町台地の遺跡というと、難波宮や大坂城を思い浮かべる方が多いかと思います。ただ、発掘調査をしているとしばしば埴輪や玉などの古墳に関連する遺物が発見されることがあります。これはかつて古墳があったことを示しています。現在地上にまったく残っていないのは、難波宮造営や大坂城築城など多くの開発があったためでしょう。

展示では三輪玉や家形石棺いえがたせっかんの破片と思われる凝灰岩ぎょうかいがん片の他に、耳飾り(耳環じかん)や埴輪はにわ なども展示しています。この機会にぜひご覧ください。(寺井)

フロア / 10階 コーナー / 特設展示コーナー
10階フロアマップ