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建築家・中村順平

(H26.3.31更新)

平成26年3月22日(土)~5月12日(月)予定

中村順平(1887-1977)は、現在の大阪市西区に生まれた建築家です。大阪府立天王寺中学校(現・大阪府立天王寺高等学校)、名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)で学び、東京の曾禰中條建築事務所に務めました。また、パリのボザールに留学し、日本人最初のフランス政府公認建築士(D.P.L.G.)となり、建築設計のほか、昭和戦前期に海外航路の豪華客船船内装飾なども手がけました。また、横浜高等工業学校(現・横浜国立大学工学部)建築学科の初代主任教授として、技術が優先された日本の建築教育の中で、芸術としての建築を主張し、実践しました。

今回は、横浜高等工業学校の記念祭での衣装スケッチや、代表的著作『建築という芸術』の自筆原稿など、計6点を展示します。

(酒井)

中村順平画 衣裳スケッチ

昭和11年(1936) 本館蔵 檜の会(代表:松本陽一氏)寄贈
中村順平画 衣裳スケッチ

中村は、横浜高等工業学校建築学科初代主任教授として大正14年(1925)から教鞭をとり、ボザール流の芸術的な建築教育を実践しました。同校の記念祭では建築科大行進を行い、衣裳や山車のデザインも手がけました。本品は第8回建築科大行進(テーマ:藝術之歓喜)の時のものです。


フロア / 7階 コーナー / 美術工芸
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