1. ホーム
  2. 展示・イベント
  3. 特別展
  4. 過去の特別展
  5. 幽霊・妖怪画大全集

幽霊・妖怪画大全集
(H25.5.8更新)

主な展示資料

相馬の古内裏

相馬の古内裏

歌川国芳 弘化期(1844~1847) 福岡市博物館蔵

江戸時代の戯作者山東京伝の『善知鳥安方忠義伝うとうやすかたちゅうぎでん』の一場面を浮世絵に仕立てた作品。平将門たいらのまさかどの遺児たちが妖術を使って復讐をくわだてる物語。本作品には将門の娘、瀧夜叉姫たきやしゃひめがあやつる巨大な骸骨と戦う武士が描かれる。

殿中幽霊図

殿中幽霊図

矢野夜潮やのやちょう 江戸時代後期 福岡市博物館蔵

巨大な幽霊の出現におどろいた女性が、オーバーなリアクションで階段から転げ落ちる様子を描く。作者は円山応挙の孫弟子にあたる京都の絵師矢野夜潮(1782~1829)。表現に異様な醜さがなく、温和な筆運びと色彩を用いており、怖さよりも見る者に笑いを誘う幽霊図となっている。


付喪神図つくもがみず

殿中幽霊図

伊藤若冲 江戸時代中期 福岡市博物館蔵

百年を経た器物には精霊が宿り、妖怪となる。これを付喪神という。闇の空間に白く浮かび上がるのは、琴や琵琶、石臼や茶釜、茶碗など。付喪神たちがぞろぞろと茶会にやって来るようだ。


河童図

河童図

本館蔵

大坂の町人学者堀田龍之助(1819~1888)関係資料に含まれる河童図のうちの1枚。絵に記された墨書によると、長さ60センチほどの乾燥した河童を写したものである。河童の持ち主は鹿児島藩主と記され、大名の間でも珍しがられて好まれていたことがわかる。

トップページへ 関連行事特別割引
evangelion_itemevangelion_event