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テーマ展示「『はかる』の歴史」 バナー
(H26.11.26更新)

大阪歴史博物館では、平成27年1月28日(水)から3月23日(月)まで、常設展示室9階において、テーマ展示「『はかる』の歴史」を開催します。

本展示では、江戸時代の人たちが「はかる」ために使用した道具類を展示します。長さや角度を「測る」ための道具、重さを「量る」ための道具、さらには時間を「計る」ための天文関係の道具、これらを「はかる」というキーワードのもと、一列に並べます。

これにより、①「はかる」という行為にはいくつもの種類があること、②それぞれが私たちの生活をより便利にしてくれる重要な行為であること、これらの点を、現在の「はかる」と江戸時代の「はかる」の違いにも注意しながら、お示しできればと思います。

なお、この展示は、大阪市立中央図書館で開催される図書展示「江戸時代の天文学展」(平成26年12月19日~平成27年2月18日)、大阪市立科学館で開催される企画展「江戸時代の天文学」(平成27年1月20日~3月1日)との連携展示です。

主な展示資料

江戸時代の天文学を担った間(はざま)家に残されたものです。L字型の曲尺(かねじゃく)は直角・長さを測るための道具で、様々な図面を作成する上で欠かせないものです。一緒に伝わった江戸時代のコンパスも展示します。

銅製曲尺・コンパス 画像

【長さ/角度を測る
銅製曲尺・コンパス
江戸時代中期 本館蔵(羽間平安氏寄贈)


片方に分銅を、もう片方に物を載せることで重さを量ることができ、商売など日常の各場面で活躍しました。江戸幕府は秤の基準を全国で統一するため、秤座を設けて、秤道具の検定を行わせていました。ここで展示する秤にも、秤座の公認を示す印があります。

天秤(瓢箪秤) 画像

【重さを量る
天秤(瓢箪秤)
江戸時代後期 本館蔵(羽間平安氏寄贈)


オランダ製の望遠鏡です。展示ではイギリス製の望遠鏡も並べることで、両者の違いについても解説します。このような望遠鏡を用い、地道な天体観測を続けることで、正確な暦(カレンダー)を作成することができます。

屈折式望遠鏡 画像

【時間を計る
屈折式望遠鏡
江戸後期 本館蔵(羽間平安氏寄贈)
※大阪府指定文化財

関連行事

ギャラリートーク
江戸時代の様々な「はかる」について、学芸員がわかりやすく解説します。
【日 時】 平成27年3月13日(金) 午後6時30分~午後7時30分
【会 場】 大阪歴史博物館 9階 常設展示室
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越し下さい
【担 当】 嘉数次人氏(大阪市立科学館 主任学芸員)
木土博成(大阪歴史博物館 学芸員)
【主 催】 大阪歴史博物館
【協 力】 大阪市立科学館

テーマ展示「『はかる』の歴史」
主  催 大阪歴史博物館
協  力 大阪市立中央図書館、大阪市立科学館 
会  期 平成27年1月28日(水)~3月23日(月)
休 館 日 火曜日休館
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
会  場 大阪歴史博物館 9階 常設展示室「まちの生活コーナー」 交通のご案内
9階展示場所 マップ画像
観 覧 料 常設展示観覧料でご覧いただけます。
600円
(540円)
高校生・大学生 400円
(360円)

※( )内は20名以上の団体割引料金

※中学生以下、大阪市内在住の満65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

展示資料数 約10点