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(H26.4.16更新)

第93回 特集展示

意匠を読み解く 小袖の魅力

◆平成26年6月4日(水)~7月14日(月)◆

毎週火曜日休館

会  場 8階 特集展示室
時  間 9:30~17:00(金曜は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
観 覧 料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主  催 大阪歴史博物館

大阪歴史博物館では、平成26年6月4日(水)から7月14日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「意匠を読み解く 小袖の魅力」を開催します。

「小袖」は、現代の「きもの」の原形となる衣服です。平安時代の貴族の服飾であった「大袖(おおそで)」に対して庶民の衣服は袖が小さかったことに由来するとされます。16世紀後半から17世紀にかけて、小袖は性別や身分を超えて多くの人々が着用する衣服となり、小袖こそが衣服である、と考えられるようになりました。そして江戸時代には小袖の装飾が多様化し、さまざまな文様や意匠が小袖に施されるようになりました。

今回の展示では、当館所蔵作品を中心に文様や意匠に特徴のある小袖や関連する工芸作品を取り上げ、文様に込められた意味を丁寧に読み解くことで、難しいと考えられがちな小袖の鑑賞ポイントについて解説していきます。身に纏う“美術品”であった小袖とそこに込められた美意識、そして美しい小袖の製作に腐心した職人の技に注目して“小袖をみる”ことで、小袖の魅力を知っていただくきっかけとします。


期間中の関連行事

学芸員による展示解説
【日 時】 平成26年6月21日(土)
午後2時より30分程度
【担 当】 中野朋子(当館学芸員)
【会 場】 大阪歴史博物館 8階 特集展示室内
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越し下さい
関連講座「小袖の魅力、小袖の見方」
【日 時】 平成26年6月27日(金) 
午後2時~午後3時30分(受付は午後1時30分から)
【講 師】 中野朋子(当館学芸員)
【会 場】 大阪歴史博物館 4階 第1研修室
【参加費】 300円
【定 員】 60名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
【申込方法】 往復はがきに、郵便番号・住所・氏名・連絡先電話番号、返信はがきの宛先を必ず書いて、下記までお申し込みください。はがき1枚につき2名様まで申し込みができます。

〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
大阪歴史博物館 「小袖講座」係

参加申し込みをされた方の個人情報は、この事業に関する連絡のみに使用します。また、本人の同意なしに個人情報を第三者に開示・提供することはありません。

【締 切】 平成26年6月13日(金)当日消印有効

主な展示資料

展示資料数:約30件
納戸地近江八景模様帷子(なんどじおうみはっけいもようかたびら)
納戸地近江八景模様帷子(なんどじおうみはっけいもようかたびら)
江戸時代後期 川島織物セルコン織物文化館蔵
御殿模様衣裳絵(ごてんもよういしょうえ)
御殿模様衣裳絵(ごてんもよういしょうえ)
江戸時代後期 川島織物セルコン織物文化館蔵
鼠地三輪模様小袖(ねずみじみわもようこそで)
鼠地三輪模様小袖(ねずみじみわもようこそで)
明治時代 本館蔵(羽間平安氏寄贈)
衣装図案「三輪図」
衣装図案「三輪図」
江戸時代後期~明治時代初期 個人蔵