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特別展 大阪遺産 難波宮-遺跡を読み解くキーワード- トップイメージ
(H26.4.14更新)

難波宮発掘調査60周年記念 大阪歴史博物館 特別展
「大阪遺産 難波宮-遺跡を読み解くキーワード-」を開催します

平成26年6月21日(土)~8月18日(月)

大阪歴史博物館では、平成26年6月21日(土)から8月18日(月)まで、6階特別展示室において、特別展「大阪遺産 難波宮-遺跡を読み解くキーワード-」を開催します。

難波宮跡の第1次発掘調査は、前年に見つかった鴟尾(しび)の破片を大きなきっかけとして、山根徳太郎博士の主導のもと、昭和29年(1954)2月20日から開始されました。初期の調査では、瓦は見つかるものの、建物跡が見つからず、「難破した宮」、「山根の宮」とも揶揄されました。しかし、関係者の努力のもと、宮殿に関わる掘立柱の発見をきっかけに建物配置が徐々に判明し、昭和36年(1961)に行われた第13次調査では、ついに奈良時代の後期難波宮大極殿跡を発見しました。その結果、長らく幻とされた難波宮跡が、その存在を世に知られることになりました。現在では、飛鳥時代と奈良時代の前・後二時期の宮殿跡が明らかとなっています。

今年は、難波宮の第1次発掘調査が開始されてから60周年となる記念すべき年です。60年にわたる調査は、私たちに知られざる難波宮の姿を示すとともに、日本古代史をも書き換えるような画期的な知見をもたらしました。

本展では、このような長年にわたる調査成果とその発掘史を、この間の出土遺物や当時の記録類、当館所蔵の山根徳太郎博士旧所蔵資料などを用いて、瓦や土器、文字といった簡明なキーワードから読み解きます。展示では難波宮発掘調査の過去と現在を示すとともに、それが未来に向けた、私たち共有の大切な遺産であることを紹介したいと思います。

特別展「大阪遺産 難波宮-遺跡を読み解くキーワード-」
主  催 大阪歴史博物館・公益財団法人大阪市博物館協会大阪文化財研究所
会  期 平成26年6月21日(土)~8月18日(月)
休 館 日 毎週火曜日
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
会  場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
観 覧 料
特別展 常設展+特別展
600円
(540円)
1,000円
高校生・大学生 400円
(360円)
600円

※( )内は20名以上の団体割引料金。

※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。

総出品件数 約450点
展示構成

プロローグ

第1章 難波宮のすがた

第2章 難波宮の瓦

第3章 難波宮の土器

第4章 難波宮の建築部材

第5章 難波宮の文字

第6章 難波宮の先駆者

第7章 難波宮の1950年代

第8章 難波宮の復元図

第9章 難波宮の前夜

第10章 難波宮の遷都事業

第11章 難波宮の京(まち)

第12章 難波宮のまつりごと

第13章 難波宮の周辺

第14章 難波宮のあと

第15章 難波宮のいま