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  4. 平成26年度 なにわ歴博講座 盛夏の講座「難波宮発掘60周年」

なにわ歴博講座 平成26年
(H26.6.18更新)

今年、難波宮第1次発掘調査から60周年にあたることを記念し、盛夏の“なにわ歴博講座”では、難波宮発掘の歴史と謎にせまります! 

主  催 大阪歴史博物館
会  場 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内
参 加 費 200円
定  員 250名(先着順)
受  付 18時から開始、直接会場へお越しください。
お問合せ 大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
なにわ歴博講座係
TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662

日程・内容

平成26年 7月25日(金)
18:30~19:45
昭和29年第1次調査に至るまで-山根徳太郎の熱意と行動-
伊藤 純(当館学芸員)
地中に眠っているはずの難波宮を明らかにすべく、山根徳太郎は昭和29年(1954)2月20日、はじめて法円坂の地に発掘調査の鍬をおろしました。山根家に保管されてきた資料によって、「大阪城址研究会」が昭和27年(1952)4月に組織されて以降、昭和29年2月の第1次調査に至るまでの山根の周到な準備過程と情熱が明らかとなります。
平成26年 8月1日(金)
18:30~19:45
古代複都制の起源を求めて
村元 健一(当館学芸員)
古代の難波は複都の一つとなることが多く、難波の特徴となっています。複数の都を置く「複都制」については不明な点も多く、中国の影響で成立したと言われています。中国では唐の長安と洛陽が有名ですが、それ以前にも似たような都城が存在しました。講座では、「複都制」という視点で中国の都城を見、制度の意味を考えたいと思います。
平成26年 8月8日(金)
18:30~19:45
難波宮前夜-外交の窓口としての難波-
寺井 誠(当館学芸員)
難波は、遷都(645年)や難波宮完成(652年) によって歴史の表舞台に登場するように見えますが、それ以前から対外交渉の窓口という重要な役割を果たしていました。講座では、中国や朝鮮諸国が難波津に 来航した文献記録や、難波で出土した新羅・百済土器などの考古学の研究成果を上げながら、「難波宮前夜」の難波の姿を考えたいと思います。
平成26年 8月15日(金)
18:30~19:45
難破した宮から難波宮へ-初期の発掘調査と大極殿発見-
李 陽浩(当館学芸員)
昭和29年(1954)から開始された難波宮の発掘調査は、当初、なかなか宮殿跡がみつからず、「難破した宮」とも揶揄されました。そのような中、地道な 調査が続けられ、昭和36年(1961)に宮殿の存在を裏付ける大極殿跡が発見されました。ここでは特別展「大阪遺産 難波宮」の展示品をもとに、初期の 調査を振り返ります。

※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。