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(H26.12.3更新)

第97回 特集展示

月岡雪鼎とその一門
-大坂の肉筆浮世絵-

◆平成27年1月7日(水)~2月16日(月)◆

毎週火曜日休館

会  場 8階 特集展示室
時  間 9:30~17:00(金曜は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
観 覧 料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主  催 大阪歴史博物館

大阪歴史博物館では、平成27年1月7日(水)から2月16日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「月岡雪鼎(つきおかせってい)とその一門-大坂の肉筆浮世絵-」を開催します。

近江に生まれ、江戸時代中期の大坂で活躍した月岡雪鼎(1710または1726~1786)は、独特の美人表現を創り出し、その作品は今もなお国内外で高い評価を受けています。

雪鼎の描いた色白で鼻筋の通った瓜実顔(うりざねがお)の美人は、大坂や京都の富裕な人々に好まれました。雪鼎は美人画のみならず、狩野派や雪舟流の表現も駆使してさまざまな作品を描き、肉筆画のほか絵本の挿絵をはじめ出版にも深くかかわりました。なかでも和漢の名画を写した画集を出版し、これは人々の絵画制作や鑑賞において大きな手助けとなりました。

雪鼎には、後を継いで美人画を得意とした月岡雪斎(つきおかせっさい)ら多数の門人がいます。彼らは師の画風を受け継ぐかたわら、それぞれの関心に基づいた表現を追求し、大坂の絵画界に多彩な表現をもたらしました。

本展では当館寄託品と館蔵品を中心にして雪鼎の画業を紹介します。あわせて雪鼎の門人や孫弟子の作品も展示し、大坂の絵画界における影響力の大きさをご覧いただきます。


期間中の関連行事

展示解説
【日 時】 平成27年1月10日(土)、1月17日(土)
いずれも午後2時より、30分程度
【会 場】 大阪歴史博物館 8階 特集展示室
【担 当】 岩佐 伸一(当館学芸員)
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越し下さい。

主な展示資料

展示資料数:約20点
銀控帳(ぎんひかえちょう)4冊
貴美人図 月岡雪鼎筆
個人蔵
銭佐婚礼役割定  1通
唐子遊図 月岡雪鼎筆
個人蔵
銭佐日記 20冊
源経基像 岡田玉山筆
本館蔵