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(H27.11.13更新)

第103回 特集展示

大坂出土の貿易陶磁

◆平成28年1月6日(水)~ 2月15日(月)◆

毎週火曜日休館

会場 8階 特集展示室
時間 9:30~17:00
※入館は閉館30分前まで
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主催 大阪歴史博物館

大阪歴史博物館では、平成28年1月6日(水)から2月15日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「大坂出土の貿易陶磁」を開催します。

近世の大坂は、豊臣秀吉が城下町を整備し商業や加工業の保護・育成に努めたことにより、世界的にも消費・生産・流通の大都市として発展を遂げました。大坂の人々は経済的豊かさを背景に文化・芸術を生み出し、より美しいもの、より質の良いものを求めるようになります。旺盛な消費活動はいわゆる鎖国制度のもとでも発揮され、海外からさまざまな品物を輸入し、手に入れました。陶磁器もそのひとつです。

今回の展示では、これまで大阪文化財研究所が大阪市内で行った発掘調査のうち、おもに豊臣期から徳川期にかけて(16世紀末から19世紀中ごろ)、大坂城下町跡や大坂城跡で見つかった外国産の陶磁器を展示します。貿易陶磁と呼ばれるこれらは、舶来の高級食器である一方、貿易品を運ぶための容器でもありました。貿易陶磁から大坂とさまざまな国や地域とのかかわりを紹介します。


期間中の関連行事

学芸員による展示解説
【日 時】 平成28年1月16日(土)、1月30日(土)、2月13日(土)
いずれも、午後2時より30分程度
【会 場】 大阪歴史博物館 8階 特集展示室
【担 当】 松本百合子(当館学芸員)
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越し下さい。

主な展示資料

展示資料数:約160点
中国景徳鎮窯 青花磁器芙蓉手鉢
中国景徳鎮窯 青花磁器芙蓉手鉢
(ちゅうごくけいとくちんよう せいかじきふようではち)
中央区大坂城跡(17世紀)
大阪市教育委員会所蔵・大阪文化財研究所保管
中国漳州窯 青花磁器鳥文皿
中国漳州窯 青花磁器鳥文皿
(ちゅうごくしょうしゅうよう せいかじきとりもんさら)
中央区大坂城下町跡(17世紀)
大阪市教育委員会所蔵・大阪文化財研究所保管
朝鮮王朝 白磁鉢
朝鮮王朝 白磁鉢(ちょうせんおうちょう はくじはち)
中央区難波宮跡(16世紀)
大阪市教育委員会所蔵・大阪文化財研究所保管
ベトナム 長胴瓶
ベトナム 長胴瓶(べとなむ ちょうどうへい)
中央区大坂城下町跡(17世紀)
大阪市教育委員会所蔵・大阪文化財研究所保管