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なにわ歴博講座 平成26年
(H27.4.1更新)

第1期「知られざるおおさかの歴史と文化」

本年度のなにわ歴博講座は3期にわけて開催します。第1期では、学芸員のさまざまな研究に基づき、知られざるおおさかの歴史や文化の一面を紹介します。

主  催 大阪歴史博物館
会  場 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内
参 加 費 200円
定  員 250名(先着順)
受  付 18時から開始、直接会場へお越しください。
お問合せ 大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
なにわ歴博講座係
TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662

日程・内容

平成27年 5月1日(金)
18:30~19:45
“石山”は本願寺にあらずして、豊臣大坂城。
大澤 研一(当館学芸員)
“石山本願寺”の呼び名が戦国時代になく、江戸時代になって以降のものであることはすでに指摘されていますが、“石山”の由来やその使われ始めた時期についてはよくわかっていませんでした。今回、この“石山”が豊臣大坂城の別称だったことと、それが大坂城の地を指す呼び名としても後世使用されたことを紹介します。
平成27年 5月8日(金)
18:30~19:45
大阪の川魚をめぐる食と流通―ウナギ・フナ・コイ―
伊藤 廣之(当館学芸員)
大阪では江戸時代から川岸や橋のたもとなどに、川魚を専門とする料理屋や船生洲の店が点在するなど、庶民のあいだに川魚を食する文化が根づいていました。18世紀半ば以降、蒲焼きの普及により需要が高まったウナギのほか、フナやコイなども取り上げながら、大阪の川魚をめぐる食と流通を中心にさぐっていきます。
平成27年 5月15日(金)
18:30~19:45
本間乙彦の建築作品とスケッチについて
酒井 一光(当館学芸員)
本間乙彦(1892-1937)は関東大震災後、大阪に拠点を移し、芝川ビル(澁谷五郎との共同設計)、小川香料、松竹アドビルのほか、数々の住宅を設計しました。また、「郷土建築」の保存を呼びかけ、古民家や町並みのスケッチを数多く描きました。これらの紹介を通して、惜しくも46歳で亡くなった彼の生涯を振りかえります。
平成27年 5月22日(金)
18:30~19:45
明治前期大阪における家屋敷売買と町による規制
飯田 直樹(当館学芸員)
江戸時代の都市では家屋敷が売りに出された場合、買い手はその町内の家持が優先される、売買契約には町の承認が必要である、といった町による規制があったことが知られています。しかし、明治以降、この規制がどうなったのか、よくわかっていません。今回は、明治前期にしぼって、規制の実態を紹介します。
平成27年 5月29日(金)
18:30~19:45
信濃善光寺と大阪和光寺―善光寺御開帳写真紀行―
伊藤 純(当館学芸員)
本年2015年は、善光寺の御本尊が数え年で7年に1度(丑と未の年)開帳される年にあたる。和光寺の縁起では、善光寺の御本尊は阿弥陀池から出現したという。なぜこのような縁起が大阪にあるのか、歴史の事実をひもといてみたい。あわせて今年の善光寺開帳の様子を写真によって紹介する。
平成27年 6月5日(金)
18:30~19:45
市川箱登羅はことら日記を読む-明治後期・歌舞伎俳優の日常-
船越 幹央(当館学芸員)
市川箱登羅(1867~1944)は、明治20年代より関西で活動した歌舞伎俳優で、初世中村鴈治郎の番頭格として知られています。明治35年(1902)から没するまで詳細な日記を付けており、歌舞伎俳優の日常を伝える資料、大阪の世相を物語る資料として、優れた価値を持っています。その一部をひもといて、時代と社会を垣間見ます。

※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。