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後期難波宮の鴟尾

(H27.5.19更新)

5月21日(水)~ 9月28日(月)(予定)

鴟尾とは、大屋根の両端に置かれた大きな飾り瓦のことです。古代では寺院や宮殿などの主要な建物だけに使われる格式高いもので、高さは1~1.5mほどもあります。建物を立派に見せるとともに、火除けのまじないとして用いられました。
 難波宮の調査では、第1次発掘のきっかけとなった鴟尾の破片(難波宮を掘るコーナで展示中)が有名ですが、それ以外にも、鳥除けの工夫がなされた鴟尾や、葡萄の文様をあしらった鴟尾などが見つかっています。この機会に、ぜひご覧ください。

(李陽浩)

葡萄唐草文

葡萄唐草文ぶどうからくさもん

葡萄唐草文はシルクロードを経て中国から伝えられた意匠で、奈良時代に流行しました。
拒鵲鴟尾

拒鵲鴟尾きょじゃくしび

鴟尾の頂部の破片です。小さな穴に金串を挿し込んで鳥除けにすると同時に、建物をより立派に見せる効果があったと考えられます。
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