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コレクションの愉しみ ―印判手の皿とアジアの凧―
(H28.9.7更新)
資料展示

印判手の皿

貨幣図皿(かへいずさら)

湯浅夫妻印判手コレクション 直径13.0cm

ガラス小玉鋳型

おもに江戸時代に流通した金貨、銀貨、銭をモチーフとし、それを小皿にちりばめる発想がユニークな一枚。招財、招福の願いを込めた吉祥文です。

大根蕪図皿(だいこんかぶらずさら)

湯浅夫妻印判手コレクション 直径11.0cm

難波宮下層遺跡出土土器

二股の大根と大きな蕪は吉祥の取り合わせ。二股の大根は大黒天への供え物ともされる縁起物。蕪はその語呂合わせから株が上がる、成長の早さと丸々しい形状から繁栄、円満、息災などの願いを込めた縁起物です。

アジアの凧

津軽凧

青森県弘前市 成田保氏作 木村薫氏所蔵 縦68.0cm、横48.0cm

難波にもたらされた百済土器

津軽凧は骨組みには竹ではなく、津軽特産のヒバ(ヒノキの一種)を薄くけずって使い、凧絵は「ねぷた」を手本にした武者絵が多く、赤を基調に力強いタッチで描かれます。写真の凧絵は、平家物語などに登場する平安時代の女性の武将「巴御前(ともえごぜん)」を画題としたものです。

パタン

インド 木村薫氏所蔵 縦51.0cm、横59.0cm

難波にもたらされた百済土器

パタンはインドの代表的な凧のひとつです。インドでは各地で凧合戦がさかんで、パタンは相手の凧糸を切って落とす凧合戦に使われます。インドの凧揚げは宮廷の遊びとして発達し、インドの凧がアジア各地に伝播したともいわれています。

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