第111回 特集展示
近代大阪と名望家
◆平成29年3月1日(水)~ 4月24日(月)◆
毎週火曜日休館
会場 | 8階 特集展示室 | 時間 | 9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます |
主催 | 大阪歴史博物館 |
大阪歴史博物館では、平成29年3月1日(水)から4月24日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「近代大阪と名望家(めいぼうか)」を開催します。
明治から昭和戦前にかけての大阪では、市政や小学校の運営などで地域の有力者である名望家たちが重要な役割を果たしていました。名望家の家には、彼らが関わった事業や団体に関する様々な資料が残されています。この特集展示では、これら名望家の家に残された資料約50点を紹介しながら、近代大阪の名望家の実像や彼らが暮らした地域社会の実情に迫ります。
期間中の関連行事
展示解説 | |
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【日 時】 | 平成29年3月4日(土)、3月11日(土)、4月1日(土)、4月8日(土) 各回とも、午後2時から30分程度 |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 8階 特集展示室 |
【講 師】 | 飯田直樹(大阪歴史博物館 学芸員) |
【参加費】 | 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です) |
【参加方法】 | 当日直接会場にお越し下さい |
※イベントの内容は都合により変更される場合があります。ご了承ください。
主な展示資料
展示資料数:約50点 | |
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西野田地域(現福島区)で方面委員(現民生委員)などをつとめていた地主池永恒太郎(1878-1962)の家に残された資料です。兵士の服装が日露戦争時のものに近いことから、日露戦争の勝利を祝うため、もしくは日露戦争戦没者を慰霊するために作られたものと推測されます。全国的にも大変珍しい兵士像の残存事例です。 |
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天満橋筋四丁目(現北区)に住んでいた地主野村吉兵衛(1875-1934)の家に残された資料です。天満橋筋四丁目を含めた大阪第四大区三小区という明治期の行政区域内で生じた土地家屋売買や相続に関する届出書類などがつづられています。売買物件のある当該町の家持たちに契約内容が事前に通知され、彼等が契約に同意して、署名押印した書類も含まれています。契約成立には家持たちの同意が必要だったのです。 |
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農人橋(現中央区)でボタン製造業を営んでいた岡本忠一(1873-1942)の家に残された資料です。内本町筋から和泉町までの間にかつて存在した骨屋町市場で営業していた商店や地主の名前が記載されています。岡本が、農人橋二丁目14番地と両替町10番地の二ヶ所の土地を、味噌商や砂糖商など合計九店舗に貸していたことがわかります。 |