第108回 特集展示
関西大学創立130周年記念
関西大学蔵 本山コレクションの精華
◆平成28年 10月5日(水)~ 11月14日(月)◆
毎週火曜日休館
会場 | 8階 特集展示室 | 時間 | 9:30~17:00 会期中の金曜日は午後8時まで開館 (ただし、11月11日を除く) ※入館は閉館30分前まで |
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観覧料 | 常設展示観覧券でご覧いただけます。
※( )内は20名以上の団体割引料金。 ※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 ※関西大学及び併設学校の在校生・校友・父母・保護者・教職員は無料(関西大学及び併設学校の在学生(高校生・大学生・大学院生)の方は生徒証または学生証、教職員の方は職員証をご提示ください。関西大学校友の方は校友会機関誌「関大」の郵送封筒、父母・保護者の方は教育後援会会報「葦」の郵送封筒をご持参いただいた場合、2名まで無料です。) |
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主催 | 大阪歴史博物館、関西大学博物館 |
大阪歴史博物館では、平成28年10月5日(水)から11月14日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「関西大学創立130周年記念 関西大学蔵 本山コレクションの精華」を開催します。
関西大学博物館の中核コレクションである本山コレクションは、明治後半から昭和初期まで大阪毎日新聞社長を務めた本山彦一(1853-1932)が収集したもので、19,000点に及ぶ考古学資料からなります。本山コレクションは、昭和7年(1932)に本山が開設した「本山考古室」に収蔵展示され、戦後、関西大学に移管されました。以後、関西大学博物館で展示公開されて学内の教育研究に活用され、平成23年(2011)には登録有形文化財(美術工芸部門考古資料)に登録されました。これまで学外では個別にしか展示されることのなかった本山コレクションを代表する考古学資料が、初めて学外で一堂に展示されます。
今回の展覧会では、関西大学創立130周年を記念して、本山コレクションのなかから重要文化財、重要美術品に指定された資料を中心に公開し、本山彦一と末永雅雄、関西大学の考古学研究についても展示します。
期間中の関連行事
関西大学ミュージアム講座 「本山コレクションの精華―本山彦一と大阪、関西大学―」 |
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大阪毎日新聞社長・本山彦一と、彼が収集した考古資料「本山コレクション」から読み解ける日本考古学史、さらには本山考古室と関西大学、大阪の新聞文化などとの関係について、3回連続講座として開催します。
第1回 【日時】平成28年10月9日(日)午後1時~2時30分(受付は12時30分から)【演題】「本山彦一と近代大阪の新聞事業と文化」 講師:船越幹央(当館学芸員) 第2回 【日時】平成28年10月23日(日)午後1時~3時30分(受付は12時30分から)第1部 講演「本山コレクションの来歴-木村蒹葭堂・神田孝平・本山彦一-」 講師:徳田誠志氏(宮内庁書陵部陵墓課陵墓調査官) 第2部 討論「本山彦一と大阪、大阪毎日新聞、関西大学をめぐって」 パネラー:徳田誠志氏、船越幹央 進行:長谷洋一(関西大学文学部教授) 第3回 【日時】平成28年11月6日(日)午後1時~2時30分(受付は12時30分から)【演題】「本山コレクション ペルー土器の由来」 講師:佐々木泰造氏(毎日新聞専門編集委員) |
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【主 催】 | 関西大学博物館・関西大学地域連携センター |
【共 催】 | 大阪歴史博物館 |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 |
【定 員】 | 250名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選) |
【参加費】 | 1,000円(3回通し) |
【申込方法】 | 往復はがきに①関西大学ミュージアム講座希望 ②郵便番号・住所 ③氏名(ふりがな)④年齢 ⑤電話番号 ⑥何を見て知ったかを、1枚のはがきに1名のみ記入して送付してください。 |
【申込締切】 | 9月24日(土)【消印有効】応募者多数の場合は抽選。 ※9月25日(日)以降、返信はがきにて受講証を発行し、関西大学から返送します。 [申込み・ 問合せ先] 関西大学地域連携センター「関西大学ミュージアム講座」係 〒564-8680 吹田市山手町3-3-35 [電話] 06-6368-1339(午前9時~午後5時) ※お申込みいただいた個人情報の利用目的は、講座に関する各種案内のみとし、第三者への提供はいたしません。 ※申込み後、10月5日(水)までに受講票が届かない場合は、お手数ですが上記までご連絡ください。 ※お申込み・お問合せ先は大阪歴史博物館ではありません。ご注意ください。 |
学芸員による展示解説 | |
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【日 時】 | 平成28年10月15日(土) 午前11時から 10月29日(土)、11月12日(土) 午後2時から 各回とも約30分間 |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 8階 特集展示室 |
【講 師】 | 関西大学博物館学芸員 |
【参加費】 | 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です) |
【参加方法】 | 当日直接会場へお越し下さい。 |
関連展示「関西大学のちから~伝統への自信、未来への考動~」 | |
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本展とあわせ、関西大学博物館で関西大学所蔵の優品を紹介する展覧会が開催されます。 関西大学は、明治19年(1886)に関西法律学校として大阪の地に誕生し、平成28年(2016)11月に創立130周年の節目を迎えます。この展覧会では、関西大学の130年の歴史を踏まえ、大阪、伝統、叡智、スポーツ、コレクションをキーワードとして、「関西大学のちから」を展示します。 | |
【日 時】 | 平成28年10月5日(水)~11月14日(月) 日曜日・祝日休館 |
【会 場】 | 関西大学博物館 大阪府吹田市山手町3-3-35 電話 06-6368-1171 ファックス:06-6388-9928 [最寄駅] 阪急電鉄千里線「関大前」駅 |
【参加費】 | 無料 |
※イベントの内容は都合により変更される場合があります。ご了承ください。
主な展示資料
展示資料数:約100件 | |
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中国新石器時代の石飾である「玦(けつ)」に似た玉石製品である。大阪府藤井寺市にある史跡国府(こう)遺跡で、大正6年(1917)に本山彦一の発掘隊が縄文時代前期の多数の埋葬墓を発掘した際、発見された頭骨の耳部分に接して出土したことから、耳飾りであることが判明した。 |
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元治元年(1864)、奈良県天理市渋谷で発見されたもので、景行天皇陵出土とする伝承がある。碧玉製の馬蹄形で、中央に遺体の頭部を安置する窪みがある。凹部に朱が残存しており、もともと全面に朱が塗布されていたと推測される。 |
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鍬形石と呼称される古墳時代の石製腕飾類の一つである。弄石家(ろうせきか)木内石亭が、江戸時代に奈良県磯城郡川西町唐院から出土したこと、大阪の町人学者木村蒹葭堂が所蔵していたことを記録している。地名と形状から、平成8年(1996)に多数の石製腕飾類が発見された島の山古墳出土と推測される。 |