1. ホーム
  2. 展示・イベント
  3. 常設展示
  4. 展示更新情報
  5. 玉出のだいがく

玉出のだいがく

(H28.5.11更新)

平成28年6月22日(水)~8月22日(月)

玉出のだいがく(台額)は、大阪市西成区玉出にある生根神社の7月24日・25日の夏祭りの山車の一種です。台のうえに約17メートルの心棒を立て、それにヒゲコと呼ばれる唐傘状の二段の飾りと、六十余州をあらわす66の鈴と78個のご神灯(提灯)をつけたものです。江戸時代末頃には大小14基があったようですが、明治時代の初期には6基、明治時代の末期には5基となり、現在は戦前から残った1基が昭和47年3月に大阪府の有形民俗文化財に指定され、生根神社およびだいがく保存会により保存継承されてきました。ここでは、平成27年度末に保存修理が終わった「玉出だいがく祭礼図」の本図と下絵を公開いたします。

(伊藤廣之)

玉出だいがく祭礼図(本図)

大阪府指定有形民俗文化財 付
玉出だいがく祭礼図(本図)昭和45年 塩田平太郎画 生根神社蔵


玉出だいがく祭礼図(下絵)

大阪府指定有形民俗文化財 付
玉出だいがく祭礼図(下絵)昭和45年 塩田平太郎画 生根神社蔵

<見どころ>
「玉出だいがく祭礼図」は、地元の塩田平太郎氏が、電柱が敷設される以前の明治40年頃のだいがく祭礼のようすを描いたものです。当時の人びとの服装や街角のようすが細かく描かれており、かつての祭礼のようすを知ることができる貴重な資料です。

フロア / 7階 コーナー / 祭りと人々
7階フロアマップ