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都市大阪の起源をさぐる 難波宮前夜の王権と都市
(H28.4.8更新)
資料展示

ガラス小玉鋳型

古墳時代中期から飛鳥時代 大阪文化財研究所保管

ガラス小玉鋳型

難波宮下層遺跡および難波宮跡の発掘調査において、5世紀から7世紀頃にかけてのガラス小玉鋳型が発見された。鋳型表面の5mm前後の凹み内にはガラス成分が付着しているものもある。同様の鋳型は朝鮮半島でも複数見つかっていることから、ガラス小玉の製作技術が朝鮮半島からもたらされた可能性がある。

難波宮下層遺跡出土土器

古墳時代後期から飛鳥時代 大阪文化財研究所保管

難波宮下層遺跡出土土器

難波宮東南部の谷の調査において、6世紀から7世紀にかけての土師器(はじき)・須恵器(すえき)が大量に出土した。土師器は内面を磨いて文様をつけた杯が多く、須恵器は杯のほか金属器を模倣した鉢等がある。置いて使う平底や台付の食器が多いことは、後の藤原京・平城京などにも続く特徴である。

難波にもたらされた百済土器(くだらどき)

古墳時代後期から飛鳥時代 大阪文化財研究所保管

難波にもたらされた百済土器

上町台地北端部では百済(くだら)、新羅(しらぎ)などの朝鮮半島系の土器が多数見つかっている。写真に示した資料は百済土器であり、6世紀から7世紀の壺や瓶などが出土している。これらの朝鮮半島系土器は、文献で外交関連施設があったと記されているとおり、難波が渡来人の多く訪れる外交拠点であったことを物語る。

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