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(H30.1.31更新)

第117回 特集展示

新収品お披露目展

◆平成30年2月28日(水)~ 5月7日(月)◆

火曜日休館(ただし、5月1日(火)は開館)

会場 8階 特集展示室
時間 9:30~17:00
※入館は閉館30分前まで
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主催 大阪歴史博物館

大阪歴史博物館では、平成30年2月28日(水)から5月7日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「新収品お披露目展」を開催します。

大阪歴史博物館では開館以来、郷土大阪を中心とする地域の歴史と文化について広く市民に紹介し、理解を深めるために活動しています。当館では毎年、この目的に沿うような資料の収集に努めるとともに、市民の皆様からご寄贈いただいたさまざまな資料についても保管し、研究や展示等に活用を図っています。

今回の展示では、近年新たに館蔵品となった数多くのご寄贈品から未公開のものを中心に、約40件をご紹介いたします。


主な展示資料

展示資料数:約40件
牡丹詰文花鳥人物図丼
牡丹詰文花鳥人物図丼(ぼたんつめもんかちょうじんぶつずどんぶり)
藪 明山(やぶめいざん)作 1口 明治時代後期
本館蔵(中嶌ちせ子氏寄贈)

 藪 明山(1853~1934)は国内外の博覧会に細密な絵付を施した薩摩焼(さつまやき)作品を出品して高い評価を受けた近代大阪を代表する工芸家です。日本の風俗や自然、動植物をたくみに描写した作品で知られます。本作品は藪家に伝来しました。

伝単
伝単(でんたん)
1枚 昭和20年(1945) 本館蔵(行俊良雄氏寄贈)

 伝単(でんたん)は、太平洋戦争のさなか、アメリカ軍が航空機からまいた宣伝ビラで、日本人に厭戦(えんせん)・反戦感情を持たせるために行った宣伝作戦の一環として投下されました。この伝単は大阪市内に残されていたもので、片面に「工場、軍事施設、発電所、鉄道、停車場等に絶対近寄るな」などの文章があり、もう片面にはそれを絵で示し、空襲に対する警告と恐怖心を与えています。

ベベアン インドネシア・バリ島
ベベアン インドネシア・バリ島
1点 現代 本館蔵(木村薫氏寄贈)

 大阪府在住の凧(たこ)コレクターから寄贈を受けた凧コレクションの1点で、魚の形をしたインドネシア・バリ島の凧です。大きな目・鼻・口は、バリ・ヒンドゥー教の神の姿を連想させる表現となっています。左右には子どもの魚を従えています。ベベアンは「魚のような」といった意味のことばです。バリ島では現在でも乾季に入ると、凧揚げがさかんに行われます。