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「大阪の歴史を掘る2017」講演会
(H29.8.23更新)

特集展示「新発見!なにわの考古学2017」関連行事
「大阪の歴史を掘る2017」講演会 市 大樹氏講演
孝徳朝における難波の諸宮


館長 栄原 永遠男

前期難波宮復元模型(大阪歴史博物館蔵)

特集展示「新発見!なにわの考古学2017」の関連行事の一つとして9月23日(土・祝)に「大阪の歴史を掘る2017」講演会を開催します。
 今回は、大阪大学大学院文学研究科 准教授の市 大樹氏にご講演いただきます。前期難波宮が孝徳天皇の造営した難波長柄豊碕宮(なにわながらとよさきのみや)に相当することは、現在ほぼ受け入れられています。しかし『日本書紀』をひもとくと、孝徳朝には難波の諸宮として、子代離宮(こしろのかりみや)・蝦蟇行宮(かわずのかりみや)・小郡宮(おごおりのみや)・難波碕宮(なにわさきのみや)・味経宮(あじふのみや)・大郡宮(おおごおりのみや)なども登場し、問題はかなり複雑です。この講演では、難波長柄豊碕宮に軸を据え、他の諸宮との関係を探ります。

また、当館の村元健一が、特集展示「新発見!なにわの考古学2017」で展示する大阪市内の発掘調査の成果を紹介します。注目される調査には喜連西(きれにし)遺跡の古墳時代初頭の方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)、後期難波宮の官衙(かんが)、住吉行宮(すみよしあんぐう)跡の堀と思われる中世の大規模な溝があります。昨年の発掘調査から何が明らかになったのかを考えます。

特集展示「新発見!なにわの考古学2017」関連行事
『大阪の歴史を掘る2017』講演会
主  催 大阪歴史博物館
日  時 平成29年9月23日(土・祝)
午後1時30分~4時30分(午後1時より受付)
会  場 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内
内  容 「平成28年度 大阪市内の発掘調査」
         村元健一(当館学芸員)
「孝徳朝における難波の諸宮」
         市大樹 氏(大阪大学大学院文学研究科 准教授)
定  員 250名(当日先着順)
参 加 費 500円
参加方法 当日直接会場にお越しください