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「なにわの日」講演会
(H30.6.26更新)

今から45年前の7月28日、なにわのみやの発見と保存運動に人生をささげた山根徳太郎博士が亡くなりました。この功績をあらためて振り返りながら、近年研究の進展が著しい古代難波をテーマとする講演会を開催します。難波宮に関心のある方も、初めて知ったという方も、多くのご参加をお待ちしています。
(今回は7月29日に実施しますので、ご注意ください)

「なにわの日」講演会
日  時 平成30年7月29日(日) 午後2時から4時(受付は1時30分から)

内  容

①後期難波宮の最新発掘成果-見えてきた宮殿周辺部の構造-
高橋 工(大阪文化財研究所 学芸員)

②難波宮の築地塀をめぐって
李 陽浩(大阪歴史博物館 学芸員)

会  場 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内
定  員 250名(当日先着順)
参 加 費 300円
※キャンパスメンバーズ会員校の方は、証明証提示により本講座に無料で参加できます。
参加方法 直接会場にお越し下さい。
主  催 大阪歴史博物館・公益財団法人大阪市博物館協会大阪文化財研究所
問 合 せ

大阪歴史博物館 〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1番32号
TEL : 06-6946-5728 / FAX : 06-6946-2662

① 後期難波宮の最新発掘成果-見えてきた宮殿周辺部の構造-
  高橋 工(大阪文化財研究所 学芸員)

後期難波宮石組み溝の発見
後期難波宮石組み溝の発見

なにわのみやの調査研究は、だいちょうどういんといった宮殿中枢部の復元はほぼ固まり、周辺部の構造の把握へと関心が移ってきています。今回は、最近の約10年の発掘調査から、特に後期難波宮の周辺部の構造に関する新たな調査成果を紹介し、そこから考えられる難波宮の特性について考えて見たいと思います。

② 難波宮の築地塀をめぐって
  李 陽浩(大阪歴史博物館 学芸員)

後期難波宮の築地塀(大阪歴史博物館で展示中)
後期難波宮の築地塀(大阪歴史博物館で展示中)

土を使って築くついべいは最も立派な遮蔽施設であり、その大きさには等級が設けられていたことが知られています。ここでは難波宮で見つかった築地塀の特徴を振り返りつつ、築地塀の東アジア的な広がりについても考えてみたいと思います。