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明治維新150年 NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」
(H30.7.14更新)
資料展示

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石川静正筆(いしかわしずまさひつ) 西郷隆盛肖像画(さいごうたかもりしょうぞうが)

明治時代(19世紀) 個人蔵 鹿児島県歴史資料センター黎明館保管

石川静正筆 西郷隆盛肖像画

石川静正(1848~1925)は、もと庄内藩士で、画家としても知られています。明治3年と明治8年に鹿児島に赴き、西郷に面会しています。西郷隆盛は、肖像写真が1点も残っていない代わりに、多数の肖像画が描かれました。ただし、それらの多くは西郷の死後に描かれたものです。その中で、西郷に直接会ったことのある画家の手によるものとして、たいへん貴重な作品です。

西郷隆盛筆(さいごうたかもりひつ)「敬天愛人(けいてんあいじん)

鹿児島市立美術館蔵

西郷隆盛筆「敬天愛人」

「敬天愛人」とは、「天を敬い、人を愛す」の意味で、西郷隆盛が好んで書いた言葉としてたいへん著名です。人に書いて与えただけでなく、西郷自身の座右の銘としても心がけていたと考えられています。号の「南洲」は、2度にわたり南の島へ遠島になったことに由来しており、西郷の代名詞としても知られています。
※本作品の陳列期間は、7月28日(土)~8月20日(月)です。

討幕の密勅(とうばくのみっちょく)

慶応3年(1867) 鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵(玉里島津家資料)

討幕の密勅

武力討幕に向けて政治活動を行っていた西郷に呼応して、岩倉具視の発案により正親町三条実愛(おおぎまちさんじょうさねなる)から大久保利通に渡されたもので、薩摩藩の島津久光、茂久(忠義)父子に対して、すみやかに幕府を討つべきことを命じたものです。これにより大義名分を得た西郷らは、鳥羽・伏見の戦いにはじまる戊辰(ぼしん)戦争へと突き進んでいくことになります。
※本作品の陳列期間は、8月22日(水)~9月17日(月・祝)です。

島津斉彬所用(しまづなりあきらしょよう) 大鎧(おおよろい)

江戸時代(19世紀) 京都国立博物館蔵

島津斉彬所用 大鎧

西郷隆盛を取り立てて飛躍のきっかけを与えた薩摩藩主・島津斉彬所用と伝える大鎧です。大鎧とは平安時代から鎌倉時代にかけて制作・使用された甲冑の形式のひとつです。本来騎馬武者が着用するもので、歩兵戦に重きが置かれるようになると衰退を余儀なくされましたが、江戸時代になると逆に復古調の鎧が好まれました。本作品もそのひとつで、処々に島津氏の家紋である轡(くつわ)十文字と五七桐を配しています。

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