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「食」に関わる墨書土器

(H30.10.19更新)

平成30年10月17日(水)~12月27日(木)

さわやかな秋の季節をむかえました。読書にハイキング、スポーツ、そして食欲の秋、楽しみが多いですね。
ところで、難波宮やその周辺を発掘していると、「食」に関わる文字が墨で書かれた土器(墨書土器)がしばしば発見されます。たとえば、「酒」や「米」といった具体的な飲食物を指す文字や、「くりや」という台所を示す文字があり、出土した場所がどんなところだったのか知る手がかりとなります。また、天皇に貢納される食品を意味する「にえ」という墨書土器は、贄が難波にもたらされていた可能性を示すものです。
秋の行楽シーズンに博物館に足を運び、古代の難波の人たちの生活の一面をぜひご覧ください。

(寺井誠)

にえ」という字が墨書された須恵器蓋

中央区大坂城跡下層、7世紀末~8世紀初頭
「贄」(にえ)という字が墨書された須恵器蓋

「米家」と墨書された土師器杯

天王寺区 上本町遺跡、8世紀
「米家」と墨書された土師器杯
フロア / 10階 コーナー / 難波京の風景
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