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考古学入門講座 なにわ考古学散歩 「古墳と都城 ―難波・藤原・平城―」
(H31.2.23更新)

古墳時代を経て、飛鳥・奈良時代になると、時の権力者は首都を定め、宮殿を建造します。難波宮や藤原宮、平城宮はその代表的な宮殿です。そして、難波・藤原・平城のいずれでも宮殿を建造する際に、古墳時代の「象徴的な築造物」である古墳の破壊が確認されています。前代の産物を破壊して新たなものを造る姿に、ある意味「時代が変わったんだ」と実感します。
 春の陽気の下、宮殿跡と古墳、そして失われた古墳の跡を見学しながら、時代の転換を体験しましょう。

見学コースのご案内

※下記のコースや集合・解散場所については、若干の変更が生じる場合もございますが、ご了承ください。

第1回 4月13日(土) 午後1時~4時

寺井 誠
(大阪歴史博物館学芸員)

難波遷都と開発の跡を歩く

645年の難波遷都は上町台地北端に大きな開発の波を呼び起こしました。谷の多い地形を埋めている様が、宮殿だけでなくその周囲でも確認され、中には古墳を破壊して谷を埋めた跡も調査されています。難波宮の解説とともに、遷都に伴う開発の跡も見学します。

集合:大阪歴史博物館南側復元倉庫前 (地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅9号出口すぐ)
解散:JR・地下鉄長堀鶴見緑地線「玉造」駅(予定)

前期難波宮内裏一帯で出土した三輪玉と耳環

前期難波宮内裏一帯で出土した三輪玉と耳環

第2回 4月20日(土) 午後1時~4時

寺井 誠
(大阪歴史博物館学芸員)

藤原宮・京と古墳 -朱雀大路に埋められた横穴墓-

今ではのどかな風景が広がる藤原宮・京のあたりは、今から1330年ほど前は建設ラッシュで、横穴墓(日高山横穴墓)が朱雀大路建設で埋められたり、多数の形象埴輪を伴った四条1号墳の墳丘が削られたりしています。宮・京関係の遺跡とともに、古墳の「跡」の見学も行います。

集合:近鉄橿原線「畝傍御陵前」駅改札前
解散:近鉄橿原線「八木西口」駅(予定)

藤原宮朝堂院南門跡と日高山(後方の住宅街)

藤原宮朝堂院南門跡と日高山(後方の住宅街)

第3回 4月27日(土) 午後1時~4時

寺井 誠
(大阪歴史博物館学芸員)

平城宮・京と佐紀古墳群 -巨大古墳の破壊と再利用-

平城宮・京の北に接して、佐紀古墳群が広がっていますが、宮・京建設で多くの古墳が破壊されています。たとえば、全長250mを超える市庭古墳(平城天皇陵古墳)の前方部が丸ごと破壊され、後円部の一部は庭園に再利用されています。宮・京の見学とともに、宮・京建設で姿を変えた古墳の見学を行います。

集合:近鉄京都線「平城」駅改札前
解散:近鉄奈良線「新大宮」駅(予定)

市庭古墳の後円部(前方部は平城宮建設で破壊)

市庭古墳の後円部(前方部は平城宮建設で破壊)


考古学入門講座 なにわ考古学散歩
「古墳と都城 ―難波・藤原・平城―」
主  催 大阪歴史博物館
日  時 平成31年4月13日(土)、20日(土)、27日(土)
計3回
見学時間 各回いずれも午後1時~4時
参 加 費 1,500円(3回分、保険料含む。交通費は参加者自己負担。参加されない回があっても返金いたしません。)
定  員 30名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
応募条件 3回通しで参加できる方
申込方法 往復はがきに、郵便番号・住所・氏名・連絡先電話番号、返信用はがきの宛先を必ず書いて、下記宛にお申し込みください。
(はがき1枚につき1名の申し込みに限ります。同一人の重複応募は不可です)
【締切り】
平成31年3月25日(月) 当日消印有効
【往復はがきの送り先】
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
大阪歴史博物館「なにわ考古学散歩」係
【問合せ先】
06-6946-5728

参加申し込みをされた方の個人情報は、この事業に関する連絡のみに使用します。また、本人の同意なしに個人情報を第三者に開示・提供することはありません。