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加美遺跡Y1号墳丘墓出土の土器(大阪市指定文化財)

(R2.2.14更新)

令和2年2月11日(火)~3月30日(月)(予定)

加美遺跡Y1号墳丘墓は平野区加美東で見つかった弥生時代中期後葉(紀元前1世紀)の大型墳丘墓です。この墓からは23基の埋葬が見つかっており、葬送儀礼で用いた土器が数多く出土しました。今回、高杯や台付無頸壺などの小型品を展示します。
 多くの土器が墳丘周囲の溝から出土するのに対して、高杯や台付無頸壺の中には、棺の傍に置かれていたものがあり、死者へのお供えに用いたとみられるものがあります。また、いくつかの土器が、打ち欠いたり、孔をあけることによって、使えない状態にされていました。葬送儀礼で用いた土器を、意図的に毀して使えないようにするといった約束事が、当時、あったことがうかがえます。

(杉本)

出土した高杯や台付無頸壺

(大阪市平野区加美東 加美遺跡 紀元前1世紀 大阪市指定文化財)
出土した高杯や台付無頸壺

フロア / 10階 コーナー /特設展示
10階フロアマップ