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(2020.3.18 更新)

第130回 特集展示

発掘された難波京

◆令和2年(2020)5月13日(水)~7月20日(月)◆

火曜日休館

会場 8階 特集展示室(常設展示場内)
時間 午前9時30分~午後5時
※5月15日から6月12日までの
金曜は午後8時まで

※入館は閉館30分前まで
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主催 大阪歴史博物館・一般財団法人大阪市文化財協会

大阪歴史博物館では、令和2年5月13日(水)から7月20日(月)まで、8階特集展示室において特集展示「発掘された難波京なにわきょう」を開催します。

古代の難波宮なにわのみやの周辺には「難波京」が広がっていました。「京」とは「みやこ」のことで、都市を指します。難波宮の研究と平行して「京」の研究も進んできましたが、残された地名や道路の方位にもとづいて京の姿を復元する研究がほとんどでした。また、難波京の発掘調査は、市街化が進んでいることもあり、小規模なものが多く、京の実態を示す調査もなかなかありませんでした。
 近年はこうした細かな発掘調査の成果をつなぎあわせ、具体的に難波京の姿を復元する研究があらわれました。また、上町台地上の古地形の復元研究の進展も難波京を考える上で重要な情報を提供してくれます。

本展では近年の難波京研究をふまえながら、その重要な根拠となった発掘調査の成果を紹介します。特に、難波宮に近い細工谷さいくだに遺跡や上本町遺跡からは、当時の人々の生活を示す資料が数多く見つかっており、その成果を中心に展示を行います。また、パネルにより難波京の復元研究がどのように発展してきたのかを紹介します。
 出土資料をとおして、難波に「みやこ」があった時代にふれていただく機会とします。


主な展示資料

展示資料数:約150件
7世紀半ばの土器
7世紀半ばの土器
難波京朱雀大路跡出土(天王寺区)
飛鳥時代 大阪市教育委員会蔵

 この土器は前期難波宮の宮城南門から南に800mほどの場所で見つかりました。ここでは飛鳥時代の南北方向の石組み溝とそれと平行する大型建物が見つかっています。この土器は石組み溝から出土したもので、7世紀半ば、孝徳天皇が難波に遷都したころのものです。難波遷都後の難波宮周辺の都市開発を考える上で重要な資料です。

屋根材
屋根材
細工谷さいくだに遺跡出土(天王寺区)
奈良時代 大阪市教育委員会蔵

 長さ209cm、幅30cmのスギの板で屋根材と考えられます。見つかったのは細工谷遺跡の古代の溝です。この遺跡は上町台地の東部に位置し、付近からは「 百済くだら尼」「尼寺」と書かれた墨書土器や和同開珎わどうかいちん枝銭えだぜになどが出土しました(当館10階で展示中)。この屋根材は、近くにあったと考えられる「百済尼寺」の建物に使われていた可能性があります。 

木製壺鐙
木製壺鐙つぼあぶみ
四天王寺旧境内遺跡出土(天王寺区)
奈良時代  大阪市教育委員会蔵

 鐙とは乗馬の際に足をかけるものです。この鐙は足の先を覆う形をしていることから壺鐙と呼ばれ、残された形から左足用と考えられます。もともとは漆が塗られていました。壺鐙が見つかったのは四天王寺の東方の井戸で、この井戸は奈良時代末に埋められていました。四天王寺周辺も難波京の一部と考えられます。


関連行事

展示解説
【日 時】

令和2年(2020)5月16日(土)、6月13日(土)、7月11日(土)
いずれも午後2時~(30分程度)

【会 場】 8階 特集展示室
【参加費】 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
【参加方法】 当日直接会場へお越しください。
【担 当】 村元健一(当館 学芸員)

※イベントの内容は都合により変更される場合があります。ご了承ください。