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建築家・中村順平 -芸術としての建築教育-

(2020.9.25更新)

2020年9月30日(水)~ 2021年1月11日(月・祝)(予定)

中村順平(1887-1977)は、現在の大阪市西区に生まれた建築家です。大阪府立天王寺中学校(現・大阪府立天王寺高等学校)を卒業後、名古屋高等工業学校(現・名古屋工業大学)で建築を学び、東京の曾禰そね中條ちゅうじょう 建築事務所に勤めました。そして今から100年前の大正9年(1920)、学生時代からの夢であったフランス・パリのエコール・デ・ボザール(国立高等美術学校)へ留学をします。入学後の中村は常に優秀な成績を収め、わずか1年半という短い期間で修了し、日本人では初めてとなるフランス政府公認建築家資格「D.P.L.G」の称号を与えられます。帰国後は横浜高等工業学校(現・横浜国立大学)建築学科の初代主任教授となり、技術が優勢であった日本の建築教育の中で、芸術としての建築を主張し、ボザール流の建築教育を実践してゆきます。

今回は建築家・中村順平資料の中から、フランス留学初期の作品とボザール建築教育の一つとして横浜高等工業学校で行った記念祭「建築科大行進」の衣裳デザインを展示します。

(阿部文和)

塔のスケッチ(原画)

「檜の会(代表:松本陽一氏)」寄贈
塔のスケッチ(原画)

横浜高等工業学校 第八回建築科大行進「藝術之歓喜」衣裳デザイン

「檜の会(代表:松本陽一氏)」寄贈
横浜高等工業学校 第八回建築科大行進「藝術之歓喜」衣装デザイン

フロア / 7階 コーナー / 近代都市の建設
7階フロアマップ