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(2021.3.19更新)

第136回 特集展示

古代の都 難波京なにわきょう

◆令和3年5月19日(水)~ 7月12日(月)◆

火曜日休館

会場 8階 特集展示室
時間 9:30~17:00
※入館は閉館30分前まで
観覧料 常設展示観覧料でご覧いただけます
主催 大阪歴史博物館、一般財団法人 大阪市文化財協会

大阪歴史博物館では、令和3年5月19日(水)から7月12日(月)まで、8階特集展示室において特集展示「古代の都 難波京なにわきょう」を開催します。

古代の飛鳥時代から奈良時代には上町台地の北端に難波宮なにわのみやが設けられました。天皇の住まいであり、政治の中心である宮の周囲には、関係する人々が住む地域―京が広がります。難波宮のまわりにも難波京という京がありました。この古代の都は現在では市街地の地下に埋もれ、その痕跡はほとんど残っていません。

大阪市内での発掘調査が進むにつれ、難波京にかかわる資料も増えてきました。いずれも小面積の発掘調査ですが、その成果を積み上げることで、ようやく難波京の具体的な姿が見えてきました。

今回の展示では難波京にかかわる主な発掘調査の成果を紹介するとともに、これまでの難波京のさまざまな復元案を紹介し、古代の都の探索の過程をふりかえります。1000年以上前の古代大阪の姿に思いをはせていただければと思います。

付記:本展は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催中止となった令和2年度特集展示「発掘された難波京」展を再構成したものです。


主な展示資料

展示資料数:約150点
木製鋤
木製すき
宰相山さいしょうやま遺跡出土(大阪市天王寺区)
飛鳥時代
大阪市教育委員会蔵

木を削りだした鋤で、全長は121cmあります。現在のスコップ(写真手前)と同じ使われ方をしました。鉄が貴重であったため、全体を木製とし先端のみに鉄製の刃をつけて用いました。時期は7世紀の後半で、難波京の造成工事などに用いられた可能性もあります。

舟形木製品
舟形ふながた木製品
住友銅吹所跡出土(大阪市中央区)
飛鳥時代
大阪市教育委員会蔵

上町台地の西のすそ、現在の東横堀川の近くで見つかりました。舟の形をした祭祀具で、ケガレを舟形にうつし、水に流すことではらいをしたと考えられます。この場所では、人形ひとがた齋串いぐしといった祭祀具も見つかっています。舟形の形状は屋形船のようなものや、船首と船尾を高くしたものがあり、外洋に用いられた船を模した可能性があります。海の近くの祭祀を知ることができる資料です。

煙突形土製品
煙突形土製品
細工谷さいくだに遺跡出土(大阪市天王寺区)
飛鳥~奈良時代
大阪市教育委員会蔵

高さ55.2cm、下部の直径51.5cmの大型の土製品です。底はなく筒状になっています。煙突形土製品は通常、円筒形をしており、朝鮮半島の百済地域で見られ、かまどや炉の排煙に使われました。この土製品は大きく傾いているのが特徴的です。見つかった細工谷遺跡には「百済尼寺」という古代寺院があったと思われ、当地と百済との関係を示す資料といえそうです。