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  5. 第21回特集展示「平成15年度 大阪市新指定文化財展」

(H25.8.15更新)

第21回 特集展示

平成15年度 大阪市新指定文化財展

  平成16年 3月10日(水) 4月5日(月) ◆ 
毎週火曜日休館

会 場
8階 特集展示室

時 間
9:30~17:00(金曜は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで

観覧料

大阪市では平成11年7月に大阪市指定文化財保護条例を施行し、文化財の指定を行うとともに、文化財の適切な保存と公開に努めています。これまでに指定された文化財は、多くの方々に親しんでいただくため、旧大阪市立博物館や大阪歴史博物館で公開してきました。本年度も、新指定文化財16件を実物をはじめ写真パネルや映像などを通して紹介する特集展示を開催いたします。

今回の展示では新たに指定された有形文化財のうち、以下の8件の実物を展示します。

・銅造阿弥陀三尊立像(どうぞう あみださんぞん りゅうぞう)
・木造地蔵菩薩立像(もくぞう じぞうぼさつ りゅうぞう)
・木造釈迦涅槃像(もくぞう しゃか ねはんぞう)
[宗教法人 和光寺蔵]
・圓満寺真宗関係史料(えんまんじ しんしゅう かんけいしりょう) [宗教法人 圓満寺蔵]
・崇禅寺文書(そうぜんじ もんじょ) [宗教法人 崇禅寺蔵]
・朝日新聞社(大阪)収蔵資料 [株式会社 朝日新聞社
 大阪本社蔵]
・難波宮跡(なにわきゅうせき)出土
  蓮華文軒丸瓦
れんげもん のきまるがわら)
  重圏文軒丸瓦(じゅうけんもん のきまるがわら)
・難波宮跡出土鴟尾(しび)
[大阪市蔵]

「諏訪神社獅子舞の実演」
 (諏訪神社獅子地車保存会)
平成16年4月4日(日)
13:00~13:45

 出品点数:
 約
40(予定) 

銅造阿弥陀三尊立像
(どうぞうあみださんぞんりゅうぞう)

 和光寺の本尊。信濃・善光寺の秘仏本尊の姿を写したとされる、近畿に残る数少ない「善光寺式阿弥陀如来」のひとつです。
朝日新聞社(大阪)収蔵資料
 朝日新聞社は明治12年(1879)1月、大阪において創刊されました。今回指定を受けた昭和20年8月以前の資料から、岡本一平の漫画原稿、朝日会館の図面など大阪の歴史を物語る資料を展示します。

担当学芸員からのコメント
 毎年恒例の大阪市新指定文化財展を今年も開催します。阿弥陀池で知られる和光寺の本尊・銅造阿弥陀三尊立像をはじめ、釈迦入滅の姿を木彫であらわした珍しい木造釈迦涅槃像(和光寺蔵)なども展示します。
 新しい時代のものでは朝日新聞(大阪)本社収蔵資料の岡本一平氏の漫画原稿などもあります。時代、分野ともに多彩な内容で、大阪の歴史と文化の奥行きを改めて実感できると思います。
 4月4日(日)13時からは大阪歴史博物館前アトリウムにて諏訪神社の獅子舞が行われます。迫力あるその姿をこの機会にぜひご覧下さい!

   

おもな展示資料

(1) 銅造阿弥陀三尊立像
 
(どうぞうあみださんぞんりゅうぞう)

中尊:鎌倉時代 脇侍:江戸時代
宗教法人 和光寺蔵/3躯

銅造阿弥陀三尊立像

和光寺の本尊であり、信濃・善光寺の秘仏本尊の姿を写したとされる「善光寺式阿弥陀如来」と呼ばれる阿弥陀三尊像。和光寺は善光寺如来出現の地と伝えられ、元禄11年(1698)に建立されました。その際に善光寺から迎えられたのがこの金銅仏です。近畿に残る数少ない善光寺式阿弥陀如来のひとつであり、中尊は鎌倉時代までさかのぼる古作として貴重なものです。

(2) 朝日新聞社(大阪)収蔵資料

近代
株式会社 朝日新聞社大阪本社蔵
一括1,281点の内14点

朝日新聞社(大阪)収蔵資料
朝日新聞社は明治12年(1879)1月、大阪において創刊されました。今回指定を受けたのは同社の社史編纂センターに収集保管された資料のうち、昭和20年8月以前のものです。今回はこの中から岡本一平の漫画原稿などジャーナリズムの歴史をたどる資料や、朝日会館の図面など大阪の歴史を物語る資料を展示します。