黒曜石のふるさと 北海道・白滝の石器
(2024.7.9更新)
令和6年6月26日(水)~9月30日(月)
黒曜石は溶岩が凝固してできた天然のガラスです。鋭利な割れ口を簡単に作り出すことができることから、石器の材料として重宝されていました。北海道紋別郡遠軽町所在の白滝は、日本最大の黒曜石原産地として知られています。産出する黒曜石は、北はサハリン、南は山形県や新潟県まで流通していました。
今回展示したのは、かつて大阪市内で海苔問屋を営んでおられた故・長尾卯吉氏が収集された考古資料コレクションのうち、白滝で採集された石器です。大地が生み出し、先史の人々の暮らしを支えた黒曜石。その材質や、加工の痕跡をご覧ください。
(岡本)
フロア / 10階 | コーナー /特設展示コーナー |